先送りされる欧米の不良債権とその裏で仕組まれている新たな投資ブーム
米国発の信用収縮が消費減退を招き、実体経済は深刻な状況下にあります。しかし、株式市場は厳しい世相とは無関係かのように上昇を続けています(今年3月下旬から安定的に上昇中) 実態はそれほど悪くないのでしょうか? 実体経済はこれから回復に向かうと言うのでしょうか? いや──実体経済はこれから更に厳しさを増してゆくと思います。 また、前回のコラムでも触れたように米国の金融機関は、不良債権を「レベル3債券」と言う種類に分類する事で時価評価を回避していると考えられます。実体隠しを政府ぐるみで公認している節があります。 不良債権の規模を隠蔽する(言い方は悪いのですが)方法には、別の方法もあります。評価損著しい債券と国債を交換すると言う方法です。具体的には、金融機関が抱えている不良債権と中央銀行が保有する国債を額面に近い価格で交換すると言うものです。最近では、「ターム物証券貸与ファシリ...
