唯エネルギー論(5)

5.石油減産次代の舵取り  これからの時代はなんとも不思議な状況にあります。環境は温暖化するのにエネルギーは激減する、しかもこれまで経験したことのない人口を抱えているのですから。人類の歴史の中ではなかなか珍しい事態といえましょう。環境は温暖化するのですが、人の動きはエネルギー減少時の、つまり寒冷化するときの有り様を呈すると考えられます。どういうことかと言えば、「エネルギー量の減少と、E/Pの低下」の項で挙げました、1) 人口の減少、2) 移動、3) 交易、4) 収奪、5) エネルギー消費の削減、6) エネルギーの増産が起こりうると思われます。 1) 人口の減少  石油エネルギーの供給量が減少すれば、大きな社会的混乱が生じ、餓死、凍死、病死などの理由で死亡する人が増えることでしょう。乳児死亡率は上がり、平均寿命は短くなります。自殺や殺人も増えるかもしれません。戦争・紛争が起これば、そこでも...