北マリアナの現地新聞である“Saipan Tribune”誌が8月9日、10日の連日に渡り、また“Marianas Variety”誌が8月10日と8月15日に渡り、8月8日に記者会見を行った山脇正俊教授の近自然学の講演を一面で取り上げて紹介しました。北マリアナ連邦の近自然に対する大変な関心の高さを伺うことができます。
1. 新聞からの引用

Visiting researchers from Switzerland recommend that the CNMI should promote itself as "clean and green" islands or "Kinshizen" islands as it pursues tourism and economic development programs.
スイスから訪れた二人の研究者は、北マリアナ連邦は、観光事業や経済発展の計画を遂行するとき、自分たちの島を「きれいで緑の」島、「近自然」の島としてプロモーションするべきだと勧告した。



2. 記者会見の模様

Garapan地区のFiestaホテルで近自然学のプレゼンが行われました。ロタ市長を始め、マリアナ観光協会の局長など10数名が参加しました。近自然学のアイデアを使って街づくりが実際に行われているのか、代替エネルギーとして具体的にどの方法が有望なのかなど活発な質問が飛び交いました。
3. 近自然学の概要
1. 自然との対決から自然との共存へと思考の様式を変える。自然との戦いをやめ自然と調和した思考と行動を始める。
2. 太陽エネルギーによる富(光、熱、風、雨、バイオマス)石油価格はどんどん高くなる。太陽エネルギーのおかげで私たちは石油から独立できて、環境を守ることができる。
3. 環境負荷と環境汚染を一箇所に集中せよ。しかし対策はできるだけ自然にやさしくなるように分散させよ。例えば、いたるところに家を建てるよりも都市を一つにする方がよい。そして可能なところではどこでも太陽エネルギーを生み出すのがよい。
4. 間違ったシステムを修繕しようとする代わりに、私たちは完全に新しい解決策を提案するべきだ。部分的な思考から統合的な思考への変化が重要だ。
5. ランドシャフト(いい気持ち):新しい環境アセスメントの基準。いい気持ちは、私たちのよい生活と生き残りにとって重要である。
6. CNMIへの提案:「きれいで緑のある島」とは次のような近自然の島である。
* 自然と環境へのいたわり
-汚水と汚物の処理
* 外国依存からの脱却
- 石油の代わりに太陽エネルギーをできるだけ使う
- 自分たちの水、食べ物、服、家を使う
- 外国の経済と資金からの独立
- 外国の文化と教育からの独立
* 仕事を守る
- マンパワーと太陽エネルギーを使う
- 質が高くて寿命の長い製品を作る
- 輸出するためではなく、マリアナのために優先的に働く
- 島と製品をウェブでプロモーションする
* 隣人との協力
7. 近自然は、自然災害の際の生命の損失を防ぎ、よい生活を実現するためのリスクマネージメントである。そのためにも従来のやり方から近自然なやり方へ と変えなければならない。

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