個人投資家が上場企業・大倒産時代を生き抜くために

はじめに

 平素連山をご愛読頂き誠にありがとうございます。 
 連山でコラムニストをさせて頂いている橋前と申します。 
 最近、「秋月便り」にて、金融経済危機について踏み込んだ内容のコラムを連載しております。 
 こちらの連山の方でも、3月危機を迎え撃つための特集をこれから連載してゆく予定です。 
 内容ですが、金融危機のおさらいから、最新情勢について多岐にわたる予定であり、平易でわかりやすい言葉で解説して参りたいと思います。 
 さらに踏み込んだ内容を知りたい方や、グーグルトークを介して日夜行われている「御蔵オンライン会議」に参加したい方は、ぜひ「秋月便り」のご購読をご検討ください。

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3月危機の正体とは?

 さて、最近は「3月危機」という言葉がメディアでもチラホラと報じられるようになりました。
 
 「何やら分からないが、また株が下がるのかな?」「でもウチの会社は大丈夫」などとお感じの諸氏・・・その認識はあまりに楽観的であり、無警戒過ぎると述べねばなりません。
 
 日本のメディアの悪いところは、言葉ばかりが先に踊りがちなことです。紙面の都合や番組構成の都合というのもあるかもしれませんが、肝心の実態はさておいて「イメージ」ばかりが先行し、のど元過ぎればナントヤラ。
 
 気がつけば、にわかに明るいニュースがメディアを賑わせ、釣られて株を買ったら翌日に暴落・・・そんなシナリオが透けて見えそうなものです。
 
 3月危機の正体を端的に述べたいと思います。
 
 「どこもかしこもカネ詰まり」「黒字倒産連鎖」「助かるのは一部大手優良企業だけ(それすらも怪しいが)」
 
 あまりにも急激なマーケットの縮小・・・それはもはや「マーケットの消滅」と言っても良いでしょう。
 
 そのマーケットの消滅のインパクトが、津波となって日本の企業を飲み込もうとしているのです。
 
 どこの企業も、表には出していませんが現在、「手元資金が急激に枯渇」しているものと考えられます。

 その実態も、ある日突然報道発表されるなど、社員にすら寝耳に水の形で明らかになるわけです。
 
 不動産大手が次々と破たんしたような事例がそれに該当するでしょう。
 
 不動産大手の場合、スポンサーであった米国の投資銀行が軒並み撤退したため、「突然、補給を断ちきられた」格好になり、敵地に取り残されたまま全滅したようなものです。
 
 そうしたカネ詰まりが、あらゆる分野で進行しており、それが「複合金融災害」として表面化するのが、年度末である3月末。
 
 そして、4月以降、「そんな馬鹿な! ウチのような大手がなんで・・・」という阿鼻叫喚の地獄絵図が広がる可能性が高いのです。
 
 「臭いものにはフタをする」とは言ったものです。
 
 責任問題に引火するのを避けるには、「都合の悪い真実」を封殺し続けるしかありません。
 
 しかし、そのフタ自体が、内圧に耐えきれず、「ものすごい圧力で吹き飛ぶ」時期が迫りつつあるのです。
 
 それこそものすごい圧力です。
 
 フタを抑えて、事実の隠蔽に荷担していた人たちは、「木っ端みじん」・・・かなり壮絶ななことになるかもしれません。(物理的にそうなるわけではありませんが)

ピンチはチャンス

 恐らく、様々な媒体に目を通し、「記事に書かれていた内容に忠実」になって投資した真面目な投資家の方々ほど、大きな損失を抱えて途方に暮れていることでしょう。
 
 しかし、まだ挽回のチャンスがあります。
 
 マーケットの大きな流れを読み、大局の動きを知り、失った資産を取り戻せる可能性は十分残されています。
 
 3月危機をいろいろな意味で残り越えることが可能なのです。
 
 そして、3月危機を乗り越えると言うことは、「もはや大企業に依存する生き方は、持続困難である」ことを認識し、「自分の頭で考え、自分自身で決めて、サバイバルする」ということに他なりません。
 
 意図的に作り出された「情報格差」・・・それこそが、善良なる多くの日本人投資家をここまで追い詰めた元凶とも言えるものです。
 
 その「情報格差」を突破し、生き抜くためにはどうすれば良いのか?
 
 次回以降、次の時代に生き残る個人投資家になるために、必要な情報や分析をお伝えしたいと思います。

推薦文献: The World Is Curved: Hidden Dangers to the Global Economy David M. Smick (著)

関連文献: Superclass: The Global Power Elite and the World They Are Making David J. Rothkopf (著)

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