以前、環境資源としての”大麻”(ヘンプ)で記事を書かせて頂きましたが、「大麻」の効能についてもう少し詳しく書かせて頂きます。
1.大麻は伝統的な素材であり、かつ天然循環資源である。
日本人は、伝統的に大麻を衣類・食料として栽培してきたわけですが、素材としてのすいぐれている点は、繊維組織の管束が長いことです。
綿の繊維組織の管束が3分の2インチ(約2cm)しかないのに対して大麻は最長15フィート(約4.5m)もあり、この差が綿より8倍の引っ張り強度、4倍の耐久性を実現しているといわれている。大麻は洗濯機で洗え乾燥機にもかけられる。天然リネンのようにシワになるが、呼吸もする。 大麻には自然の光沢があり、吸収性が良いため美しく染め上げることができる。
この繊維組織が長いことにより、繊維素材以外に、ファイバーとして建機素材その他に幅広く応用できる可能性があります。 また、繊維素材としても、
天然循環資源である大麻は、環境的に優しい素材だということに加えて、現代社会で問題になっている有害物質に対しての対応素材といての可能性もあります。 大麻繊維は静電気を発生させません。 昔、「カミナリ様が鳴ったら蚊帳の下に入れ」といわれていましたが、蚊帳は本来、大麻繊維から作られています。 大麻には、電磁波や放射線などをある程度除去ないしは中和する可能性があります。
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電磁波シールド測定法による測定では、大麻布の電界及び電磁シールド効果で、大麻繊維が電磁波に影響されにくい繊維であり、電磁波に対して、ある程度の中和効果が認められてる測定結果が出ています。
アトピー等の肌に敏感な方むけの素材としてはオーガニック・コットンが有名ですが、アサの素材も、身体に良い素材として充分検討に値すると思います。 私自身も肌着にアサを愛用しております。
2.紙資源としての大麻
はっきり申しまして、大麻を紙資源として本格的に栽培されるようになれば、森林資源を伐採する必要はなくなります。森林破壊がいかに人類にとって深刻な脅威であるかは周知の事実だと思います。
大麻紙の原料である大麻パルプは木材パルプと比較しても耐久性にすぐれ、同じ栽培面積から木材パルプの4倍の紙を生産できます。
1994年3月、ドイツのフランクフルトで、汚染物質を出さない大麻パルプの生産を可能とする密閉サイクル型アンモニアーエステル[硫酸塩]ーアルコール(ASA)パルプ化法の開発が発表された(以前は4つの塩素処理が大麻セルローズのリグニン分解に必要であった)。 アルコール、水、そして加工により生じる副産物は、再利用または他の用途に利用できる。 ASAパルプ化法の分離度と柔軟さは、靭皮繊維パルプを低リグニン長繊維と高リグニン短繊維に分離することを可能にした。 このASAパルプ化法は、木材パルプと同質でありながら、15%白いパルプの生産と、木材パルプより優れた生産率を麻くずパルプ工場で実現させた。
補足:紙の原料として注目されている「ケナフ」に関して
ケナフ(学名:HIbiscus cannabinus L)は、アメリカ農務省が1960年から10数年かけて実施した「新繊維作物探求」という研究によって、最も有望な製紙原料の作物の一つと結論付けられました。近年、日本でも環境に優しい作物として、環境教育の教材として注目され、様々な企業、団体、個人がケナフの普及活動をしています。 ケナフとヘンプは、同じ繊維作物の仲間であり、その成長、外見、用途が驚くほど似ています。
3.食料資源としての大麻
大麻の実は、畑の牛肉といわれる大豆に準じた栄養価があります。 下の図に100当たりの栄養成分の大豆との比較を示します。

それ以外に、不飽和脂肪酸のリノール酸、リノレン酸が豊富に含まれておりボディークリーム等の化粧品にも応用できます。
関連コラム:希望の船
参考資料
革命者としてのプロジャーナリストの情報転記

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