FC EXPO燃料電池レポート

1.水素・燃料電池初体験

12月4日5日大阪でFX EXPOがありました。連山のコラムで知ってすぐ申し込みました。

私のように燃料電池がどういうものかはっきりと知らない方は今も多いのではないでしょうか。今回は一般人である私の立場からFX EXPO体験談を報告させていただきます。

ホンダなど興味を持つ人が多そうなセミナーはすでに満員で申し込めませんでしたが、いくつかのセミナーへは参加でき、そこから少し燃料電池というもののイメージがつかめました。
また水素ステーション見学、水素エンジン自動車の試乗もできました。写真だけ載せておきますがこれは私の手に余るので、他のコラムニストの方にお任せします。
(水素を供給する装置)ガソリンスタンドみたいですね こういうのが普及するのでしょう
(大阪ガス)ガスから水素が作られています

ステーションが既にできているのを知った事と、水素で動く車に実際に乗れたことは大変貴重な機会でした。
水素文明を早く来させるために一般市民もできることをしなくては、と体で感じられました。
水素自動車や燃料電池の自動車が普及するってなんかわくわくします。
(RX-8パネル上)デュアルフューエルですが水素で走っている時の方が気持ち良かったです
(RX-8パネル下)水素ロータリーエンジンの図解


2.燃料電池って?

さて、燃料電池についてでですが、連山で水素文明の話を少しずつ読みながら、水素文明実現の為の他の基盤と同じく燃料電池もこの先重要なものだということはわかってきました。システムの重要な部分として一瞬でも早く普及させないといけないものでしょう。

私の状態は、「そもそも燃料電池って何?」というものでした。「電池と書いてあるのに電池でなさそうだしよくわからないけど、実用化されたら便利なんだろう、環境にも優しいんだろう。早く商品化されないかな。」と思っておりました。

セミナーでの専門家による専門家向けのお話をすべて理解することはできませんでしたが、要するに水素を使って発電する発電機のようなものだということはわかりました。でもエンジンによる発電機のように騒音がでるわけでもなく、音が出ても室外なら問題ない程度のようです。
(燃料電池稼働時の模型)電気が流れているイメージが湧きますか
(電力を供給)燃料電池からは家庭全体の43%の電力を供給

私たちが携帯やPCで使う充電池のように蓄電することはできないそうで、そうする場合は別に充電池を用意するみたいです。「燃料発電池」といったところでしょうか。


また、これが一般家庭に良いなと思ったのですが、電気を発生すると同時にお湯も作れてしまうので、ガス湯沸かし器のようにお湯を沸かして終わりではなく一石二鳥の、庶民には嬉しい省エネと節約に役立ちそうな文明の利器のようです。
まさに水素文明ですね。
(給湯器)ガス等で電気を作れてお湯も沸くんです!
(お湯を供給)燃料電池からは家庭全体の74%のお湯を供給

これがCyber ULSのグランドデザインに従って普及すると、古来からの日本の生活スタイルに沿っている限り、特に寒すぎて困るとかPCも使えないということにはならなくて済みそうです。


3.燃料電池で使える燃料

使える燃料が会場でもらったパンフレットに書いてありました。まず都市ガス、LPG、灯油が使えます。また、燃料電池の種類によってはバイオメタン、バイオアルコール、石炭ガス、そして水素そのものが使えるそうです。水素そのものはどの燃料電池も使えるみたいですが、水素を使って発電するのですから当たり前ですね。
(使える燃料)いろんな燃料が使えます♪

普段私たちが目にする大手家電メーカーが作った燃料電池が上記のような多様な燃料に対応しているかはわかりませんが、現在はここまで対応している製品がでているようで、これなら地方でも稼働できるでしょう。

私の実家は都市ガスが通っていますが、親族はLPGを使わざるを得ない地域に居たりするので、都市ガス以外の燃料に対応しているかは重要な問題でした。

また、今回初めて知ったのですがLPGは石油から作られるそうで、来たるべき水素文明の為に地方でのLPG使用を他のものに変える必要があるのでは、と感じました。灯油による発電もそうですが地方ほど石油に依存している気がします。これを水素に置換することは急務であると思われます。

既に一昔以上前から、生ゴミや糞尿からメタンを作り燃料として活用している自給派農家があるのはテレビで知っていました。そのような試みを広げることによって、石油依存を一刻も早く断ち切る必要があると感じます。
自給生活で作られるメタンは量が少ないでしょうけど、廃油から作る灯油や、使える場合は石炭ガスなども援用して、燃料の選択肢を広げる試みが必須ではないでしょうか。他の発電設備も補助として役立つでしょう。

そして、本命である水素そのものを使えるようにできるだけ早く移行していく。

素人が理解しようとし始めたばかりですので、間違っているかもしれません。だいたいこんな感じでよいのでしょうか。

4.普及へ向けて

今回初めて目にする各社の燃料電池は実機とカタログで興味深く見させていただきました。本物を見ると実感が湧いて良かったです。量産されれば20万円まで下がるそうなので、販売方法によっては一般庶民に十分手に届く領域までいきそうです。大手メーカーの製品も年ごとにそうなるのでしょう。ADSLや携帯電話がそうであったように。

ADSL・光回線、PCが各家庭に普及して個々人の自立度が高まったように、燃料電池普及によって、電気も一つの供給先に依存することなく、自分たちで供給をコントロールできる度合いが高まるでしょう。それは、長い目で見ると個々人の成熟度も高め日本が大人の国に仲間入りする為の準備にもなると思います。


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