岡本太郎との対峙~万博公園『太陽の塔』~

4月1日。 あなたはこの日、どんなイメージを持っているだろうか? 雲一つない春の快晴の下、昼時の都会のスクランブル交差点を大勢の人と行き交うイメージを私は持っています。新しい学生カバンや新しいスーツ、新しい条例案内。 なぜこんなイメージを持っているのか。 数十年前のこの日、私がまだ6~7歳であった頃に渋谷の「こどもの城」へ母に連れられて行った。残っている記憶は渋谷駅の幾何学模様の天井、昼は施設内のすし屋のカウンターで母の財布を気遣いながら食べたこと、そして冒頭のイメージである。 そしてもう一つ印象が残っているものがある。それは子供の城にあった不思議な顔をしたオブジェがあったことだ。もちろん当時の私は岡本太郎という芸術家を知らない。子供の 城の内容は憶えてないが、春の昼どき、色彩豊かなあのヘンテコな顔が、4月1日の全てが新しく、全てが初々しい光を受けたそれは作品の概念を越えた印象となっている...