見えてきたイスラエルの滅亡
そんな歴史はあるものの、世界的にはたいして有名でないエカテリンブルグに先週、ロシア、ドイツ、中国、インド、ブラジルという世界の諸大国の外務大臣が結集した。欧米や日本のマスコミでは小さくしか報じられていないが、そこでは、世界の今後にとって重要な、いくつかの合意がなされた。集まった諸大国の中に、米英がいないことがポイントである。
エカテリンブルグでは5月14日、ロシアとドイツの外相会談が行われた。議題の中心は、イランの核問題だった。ここでロシア側は「国際社会はイランに対し、外国から攻撃されない保障を与えるべきだ」「その上で国際社会は、中東の諸問題を解決するための外交交渉の場に、イランが他の諸国と対等な立場で参加できるよう取り計らうべきだ。これらの条件を出せば、イランは核開発を中止するだろう」と提案した。同日には、中国の外相もエカテリンブルグに来ており、中露外相会談も行われた。非公式に、中国とドイツの外相会談も行われたかもしれない。(関連記事)
ロシアの提案が意味するところは「米イスラエルは、イランを攻撃しないことを約束すべきだ」「イランが中東の大国であることを認め、イラク、レバノン、パレスチナ、アフガニスタンの問題解決のための外交の場に、イランの参加を許すべきだ」ということだ。この2つに関し、米イスラエルは強く反対するだろう。
ロシア、中国、ドイツは、米英仏とともに、国際社会における代表としてイランと核問題に関する交渉を続けてきた(米英仏露中の国連安保理常任理事国とドイツのP5+1)。ロシアの提案に対する中国とドイツの反応は明らかにされていないが、ロシアの提案に反対なら、そもそも外相会談を行わないだろうから、P5+1のうちの半分を占める露中独は、イランを許して国際社会に受け入れることに賛成だということになる。P5+1の中から、イランを許す提案が正式に出てきたのは、これが初めてである。
現在の世界情勢は、1970年代によく似てきた。ベトナム戦争によってアメリカのドルは下落し、ドル危機と石油ショックが発生した。
ニュース:イラク米軍、9月撤退再開の方針 司令官が言明(朝日新聞)
既に幾度となく、イランの大統領はイスラエルが滅亡すると公言している。アメリカの中東からの撤退も秒読みとなった。ベトナム戦争でアメリカが撤退した後、サイゴン政府は崩壊した。同じようにアメリカのイラクからの撤退はイスラエルの滅亡へと繋がるだろう。
重要既に世界の新しい文明への移行は始まっている。戦争はそれを加速させるだけでしかない。昔、塚原卜伝という剣豪は渡し船の中で真剣勝負を挑まれた。卜伝は相手を川の州に先にあがらせ、竿をついて立ち去っていった。「戦わずして勝つ。これぞ無手勝流でござる。」
化石資源の枯渇を戦争によって解決しようと考えている国々は化石資源の枯渇によって滅びるであろう。また、インレーションによって利益を得ようと考えている守銭奴は通貨の膨張による通貨による兌換能力の低下によって亡びるであろう。
現在、石油価格は1バレル130ドルを超えている。これは資源輸入国を2つの集団に別けた。片方は炭素文明、片方は水素文明だ。水素文明のチームにとって非常に良い影響を与えている。愚人は化石エネルギーから水素エネルギーを作ることをもって水素文明と考えているし、メディアを妄信する愚民はEPR(エネルギー プロフィット レシオ)を無視して水の電気分解で水素を作ることが水素文明だと考えている。どちらも化石エネルギーを直接燃やしたり、電気を直接使用した方が多くの場合、効率が良い。水素文明の奥義は制御理論であるサイバードクトリンにより情報革命の制御因子として水素エネルギーを使うことにある。エイプスに過ぎない猿族は、栗を料理して食べる知恵はある。しかし、秋に収穫した栗を春まで温存し、何ヶ月も水をやり、3年まって栗を栽培するまでの長期的な思考能力はない。真似をする力はあるが、感応能力によってそれを無から生み出す事はできない。
資源輸出国はこの資源高騰によって多くの富を得ているがそれは逆説的にいえば炭素文明から水素文明への移行を決定的に阻害する結果となる。選択することによって選択されるのが情報社会である。勇者と知者が合流すれば守銭奴や社畜など物の数ではない。それが証明される時代であるが、多くの女子供が犠牲になるのだけは胸痛む。
主要アクセス先(2008/5/23)
