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孫子謀攻篇
孫子曰わく、
凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ
およそ軍事力を用いる原則としては、敵国を保全したまま勝つのが最上の策で、敵国を撃破して勝つのは次善の策である。
故に上兵は謀を伐つ。其の次ぎは交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む。攻城の法は、已むを得ざるが為めなり。
軍事力の最高の運用法は、敵の策謀を未然に打ち破ることである。 その次は敵国と友好国との同盟関係を断ち切ることである。 その次は敵の野戦軍を撃破することである。
最も劣るのは敵の城を攻撃することである。城を攻めるという方法は、他に手段がなくてやむを得ずに行なう。
今回は、現在と将来の国際情勢を孫子謀攻篇を基にして、読み解いてみたい。孫子は2000年前シナ大陸における実際の戦乱の中で到達した、戦争や人間の本質に対する深い洞察に基づく名著であり、その示唆するところは、人間の本質が変わらない以上、十分、現在にも当てはまる。
孫子の核心は、徹底した「間接アプローチ」のすすめということだ。これは、20世紀を代表する戦略思想家、バジル・ヘンリー・リデル・ハートに考え方にも、大きな影響を与えており、おそらく、彼は孫子を解読していたのだろう。孫子の教えの最重要な点は、冒頭に紹介した「謀攻篇」に如実に示されている。要諦は、「敵を直接攻撃するのではなく、調略や謀略による寝返り」により、「敵を分断し」、結果として「戦わずに勝つ」事こそが、最上の勝ち方ということだ。そういえば、日本の戦国時代を収束した、豊臣秀吉や徳川家康は孫子の戦略を忠実に実行し、全国を制覇したとさえ言える。
このような理解を前提にして、現在の国際情勢を考える上で、前号(VOL142)で述べたような「テヘラン-モスクワ-北京」枢軸と「東京-ロンドン-ワシントン(NY)」連合の対立において、私が予想したとおり、最も脆弱な北京に対する締め上げが本格化しだした。「其の次ぎは交を伐つ」すなわち、同盟国との離間策を実施しだしたのだ。これが、上海バブル崩壊に伴う、株安の背景だ。
<参考>
------------引用--------------
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007030100420
2007/03/01-13:14 上海株は反落、1.7%下落
【上海1日時事】1日の中国・上海株式市場では、市場全体の値動きを反映する上海総合株価指数が大幅反落して始まり、一時3%強下落、2800の節目を割り込んだ。その後はやや値を戻し、午前の取引は2831.568で終わった。前日終値(2881.073)に比べ1.7%下げている。
------------引用--------------
ここで、中華人民共和国という名の、北京政府の意味考えて見たい。まず、共産党がシナ大陸の支配権を獲得できたのは、スターリンコミンテルンの策謀により、日本陸軍を大陸の闘争引き釣り込み、結果として、蒋介石の追い出しに成功したからだ。すなわち、毛沢東はスターリンの傘下として、シナを支配したのだ。
しかし、スターリン死後、毛沢東は反ソの傾向を強め、やがて、日米と国交を結ぶという形で、ソ連の傘下から抜け出し、日米陣営に加わった。このことが、冷戦のパワーバランスを決定的に変えた。
そして、日米の資本や技術で、70年代以降、急速に発展するわけだが、これは、戦後の日本や韓国と同じように、北京政府支配下のシナを「西側海洋国家連合のショーウィンドー」として、繁栄させる必要があったためだ。戦後の経済支援や投資は全てこの地政学的文脈で考える必要がある。
つまり、裏を返せば、日米の投資や技術の引き上げが始まれば、もともと、VOL142で指摘したような極めて脆弱の体質と多数の問題を抱えている北京政府は、北朝鮮やモンゴルやチベットと大差ない経済水準に落ち込むということだ。このことを理解すれば、アメリカによるイラン攻撃が実現するかどうかというギリギリの局面で上海株が崩落し、バブル崩壊が始まったことの意味が分かるであろう。
つまり、これは、国際金融資本の北京に対する「恫喝」だ。背景として、イランをめぐる、国際金融資本と米軍との間に、何らかの「手打ち」があったと推察される。両者が一致して、圧力をかける時のアメリカは強い。
時を同じくして、アメリカと北朝鮮の直接接触が国際金融資本のお膝元である、ニューヨークで始まった。
<参考>
------------引用--------------
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070303AT2M0300G03032007.html
北朝鮮首席代表がニューヨークへ
【ニューヨーク=中前博之】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の北朝鮮首席代表である金桂官(キム・ゲグァン)外務次官は2日夜(日本時間3日午前)、米朝作業部会に出席するため、サンフランシスコからニューヨーク入りする。
------------引用--------------
いうまでもないが、これは、北京に対する圧力の一環として、私が以前より何度も指摘している、「中朝二虎競食計」の始まりであり、そのための「水面下の米朝同盟の締結」が話し合われるだろう。
北京を軍事的に圧殺する最高の手段は、満州の通化ミサイル基地(日本に向いている)の核ミサイルを無力化するため、北朝鮮にミサイル防衛基地と迎撃ミサイルを設置し、発射直後に迎撃できる態勢を組めばいいのだ。これで、北京と日米のパワーバランスは圧倒的に日米有利に傾く。
そうすれば、北京は、戦う前に滅びる事になる。つまり、北朝鮮が日米陣営に就くか、北京陣営に就くかは、世界のパワーバランスを大きく変えるため、冷戦期の毛沢東と同じポジションに金正日はいることになる。
次に、ロシアを見てみたい。プーチン政権は前号で述べたように、ランドパワー陣営の中で、唯一、先端兵器の自主開発能力を持ちエネルギー供給の確保を自前で達成できる国だ。つまり、かろうじて、日米連合とガチンコ対決する能力を備えていることになる。
このような国を譲歩させるには、核兵器による軍事圧力しかない。これは、冷戦期を通じて得られた結論だ。冷戦期においては、いわゆる「ゼロ・オプション」が有名だ。
米ソ間の戦略核兵器制限交渉が八二年六月から始まったがアメリカは、核弾頭数と威力規制をめざす二段階削減案を提案したが、これに対してソ連は、交渉開始と同時に米ソ戦略兵器の現状凍結と近代化制限にふみきろうという逆提案をおこなった。
さらに八二年一二月、アンドロポフ新政権は、八三年末までに、欧州配備が予定されているアメリカのパーシングII、巡航ミサイルの配備中止を前提に、(1)ソ連の中距離ミサイルを現在の英仏両国の保有水準と同数にする、(2)その結果、ソ連はSS20を含めた中距離ミサイルを削減するなどの新提案をおこなった。
アメリカは、ゼロ・オプション(ソ連のSS20配備撤去とひきかえに、米国もパーシングII、巡航ミサイルの配備を中止する)は、NATOの合意であるとして、即座にアンドロポフ提案を拒否した。アメリカの主張するゼロ・オプションでは、英・仏の核戦力はそのまま残されることになるから、ソ連の同意を得ることは困難であるといってよい。
<参考>
------------引用--------------
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/beiro/start.html
米露間の戦略核兵器削減条約(START)
1.第1次戦略兵器削減条約(START I)
2.第2次戦略兵器削減条約(START II)
3.第3次戦略兵器削減条約(START III)
------------引用--------------
このように、ロシアを交渉のテーブルに着かせるには、核兵器やミサイル防衛という、現代の「盾と矛」をチップにしたポーカーを行うしかない。現在、アメリカが東欧やカフカスにミサイル防衛の基地を設置しようとしているのは、そのためなのだ。つまり、「ロシアにイランの支援をやめさせるためのカード」として、「ミサイル防衛」を切ったという訳だ。

<参考>
------------引用--------------
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007030201000741.html
カフカスにレーダー計画 米局長、東欧MDで
【ブリュッセル2日共同】米国が東欧のポーランド、チェコに建設を計画中のミサイル防衛(MD)施設に関連して、米国防総省のオベリング・ミサイル防衛局長はブリュッセルで1日、記者団に「(旧ソ連南部の)カフカス地域にもレーダーを設置したい」と述べ、新たなレーダー設置を計画していることを明らかにした。AP通信などが伝えた。
------------引用--------------
------------引用--------------
http://www.asahi.com/international/update/0225/008.html
イラン攻撃命令なら辞任、一部米軍司令官が反旗 英紙
2007年02月25日19時13分
英紙サンデー・タイムズは25日、イラン攻撃をブッシュ米大統領から命令された場合、一部の米軍司令官は命令に従うより辞任する考えだと報じた。
------------引用--------------
このように考えると、米軍と国際金融資本は、まさに、阿吽の呼吸で意識をあわせ、「テヘラン-モスクワ-北京」枢軸を各個撃破している事がわかる。ネオコン追放後の米政権の激変ぶりには驚かされる。軍事力や経済力は、戦略的に連動させ、このように使うのだというお手本のようだ。
今後、孫子の戦略が成功し、イランをランドパワー枢軸から引き抜いて、米国とイランの友好関係が回復する可能性すらある。
その中で、鍵を握るのは、イランと友好関係を維持してきた日本の外交だろう。イラン人は親日派が多いという。イランの調略ができるとすれば、日本しかない。そして、その機は熟しつつある。
イラン情勢が沈静化し、米軍のイラク撤退が現実のものになると、イラク戦争の引き金を引いたネオコンが戦犯として、血祭りに上げられるだろう。鍵はアメリカを対テロ戦争に駆り立てる契機となった911の捏造疑惑だ。
911の真相があきらかになる時、世界は新しいフェーズに入ることになる。
唯一の不確定要素はイスラエルだ。イランとアメリカが友好関係を樹立すると、イスラエルは切り捨てられる事となる。そのため、イスラエルは先制攻撃でイランを攻撃し、アメリカを戦争に引き釣りこむというインセンティブを強く持っている。イスラエルの出方に注意が必要だ。” Report: 3 Gulf states agree to IAF overflights en route to Iran - Haaretz - Israel News”によれば、イスラエル空軍機のイラン攻撃を湾岸諸国が許可した。
以上
現在、休載中
理由はPDAと見解の相違の為です。
関連


コメント
イラン調略が現実になり、戦争が回避されることを願います。
ところで、年明けに英国のマスコミが、イスラエルのイラン空爆計画を報道していますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070108-00000015-san-int
これは、国際金融資本のイスラエルに対する牽制でしょうか?
Posted by 雪猿 at 2007年3月 5日 21:51
むしろ、イランへの「脅し」でしょう
こういう脅しをやる場合、実際には戦端を開くことはありません。
実際にやるときは、奇襲を狙うのです。真珠湾やオシラス空爆のバビロン作戦など
<参考>
http://www.geocities.com/inazuma_jp/vabiron.html
Posted by 孔明 at 2007年3月 5日 22:44
いつも興味深く拝見しております。
> そうすれば、北京は、戦う前に滅びる事になる。つまり、北朝鮮が日米陣営に就くか、北京陣営に就くかは、世界のパワーバランスを大きく変えるため、冷戦期の毛沢東と同じポジションに金正日はいることになる。
これは実に感激しながら読んでいました。
しかし中共政府とて打つ手がないということではないでしょう。
囲碁では高段者になると、状況が悪いときは「紛れ」の手を放ちます。
「紛れ」の手は局面を複雑にする手を考えますが、こうしたとき日米離間策として、台湾へ強硬な圧力をかけることはないでしょうか。むろん日米とも最善手を打てば問題なく、中共の自滅のはずですが、問題は日本国内にいまだ幅をきかせる大陸派がこの中共の戦略に呼応するようなことがあるとすると局面が「紛れ」てしまいます。不気味なことですが、台湾の現政権はむしろ中共政府をわざと?煽ることをしており、一抹の不安があります。局面が紛れてくると当然、朝鮮半島や対ロシア戦略もにも影響が出てきます。この紛れの一手にどのように応ずるべきか、お考えを伺いたいものです。
Posted by 面白い発想だが at 2007年3月 5日 23:33
>国際金融資本と米軍との間に、何らかの
>「手打ち」があったと推察される。
貴君の推察が確かなら、この事件もその文脈で理解できそうですね。
http://www.janjan.jp/media/0702/0702150106/1.php
>イラク従軍拒否を表明して訴追された米陸軍将校に対する軍法会議で、担当判事は(2月)7日、予備審理において弁護側と検察側による事実認定手続きに問題があったとして、審理の無効を宣言した。軍法会議は3月19日に再審理を予定している
どうやら一事不再理効を認めて、審理打ち切り(実質無罪)になる可能性が高いようです。
再審理の場で棄却が認められたとして、その後ワタダ氏が軍を辞職し、報道番組で「イラク戦争は憲法違反だ」と何度も主張したらどうなるでしょうか?アメリカの世論は、一気にイラク撤退に傾くに違いありません。
そして、それと同時に9.11の嘘が暴かれるとしたら、貴君がおっしゃる
>イラク戦争の引き金を引いたネオコンが
>戦犯として、血祭りに上げられる
という事態が起こるでしょう。いや、事態は確実にこの方向へ進み始めています。
そうなると、後は「イスラエルの暴挙」と「極東での角逐」がクローズアップされることになるでしょう。
私は、三角合併の解禁と言い、六カ国協議の惨状と言い、日本の将来にどうしても希望が持てませんが・・・我が国も、マキアヴェリのいうところのvirtuをもって立ち上がるしかありませんね!!
Posted by ろろ at 2007年3月 5日 23:34
面白い発想だがさん
まず、コキントウは囲碁の高段者ではありません。初心者もいいとこです。彼よりは金正日の方が若干上です。
コキントウは軍を掌握してません。そこが毛沢東や鄧小平と根本的に異なるのです。
ろろさん
911はイギリスから暴かれます。国際金融資本はネオコンを切ったのです。ヒトラーがSAを切ったように。
今後の焦点はイスラエルです。
イスラエルの「特攻」を食い止める必要があります。
Posted by 孔明 at 2007年3月 6日 00:54
中国については、エネルギー供給という致命的な弱点があるため、脱落させやすいでしょう。
ですが、ロシアについては先生がおっしゃっているように、核兵器とエネルギー資源を併せ持っております。
プーチンのことですから、軍事的圧力に対して、東欧へのガス供給削減・あるいは停止といったカードを切ってくる可能性はないでしょうか。
イラン問題に限らず、今後のシーパワー側の対ロシア戦略を、よろしければお聞かせ願えないでしょうか。
Posted by 雪猿 at 2007年3月 6日 01:56
ロシアの潰し方は
孫子曰わく、
凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ
およそ軍事力を用いる原則としては、敵国を保全したまま勝つのが最上の策で、敵国を撃破して勝つのは次善の策である。
故に上兵は謀を伐つ。其の次ぎは交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む。攻城の法は、已むを得ざるが為めなり。
軍事力の最高の運用法は、敵の策謀を未然に打ち破ることである。 その次は敵国と友好国との同盟関係を断ち切ることである。 その次は敵の野戦軍を撃破することである。
最も劣るのは敵の城を攻撃することである。城を攻めるという方法は、他に手段がなくてやむを得ずに行なう。
です。
まず、水素エネルギー化により、「謀を伐つ」次に、北京脱落により「交を伐つ。」そして、ミサイル防衛網を狭めてウクライナまで取り込みます。
ここまでやれば、ロシアはかってのモスクワ公国時代の本来の所領に逆戻りです。北京―モスクワは浅井朝倉連合です。越前大野郡一郡のみ所領安堵です。
これが私の戦略です
Posted by 孔明 at 2007年3月 6日 11:06
>敵の策謀を未然に打ち破ることである。
なるほど、「こうされたら、どう対応する」と考えるのではなく、敵の手を事前に封じることが肝要、ということですね。勉強になりました。
水素エネルギーについては、連山では永井氏がわかりやすく論じておられますね。これからは、エネルギー問題も国家として戦略的に取り組むべきだと思います。マスコミも、エネルギー問題についてはあまり語りませんし、EPRのような概念に至っては、ほとんどの国民は知らないでしょう。ランドパワーにエネルギー資源で死命を制されることのないよう、国民の意識から変えていく必要があるかと。
ご教示、ありがとうございました。
Posted by 雪猿 at 2007年3月 6日 21:50
>水素エネルギー化により、「謀を伐つ」
ここが肝要ですね。
ところで、おいおいこちらのコーナーでも言及されるとは思いますが、水素化の過程で「石油メジャーによる干渉」をどうやってはね除けるのでしょうか?
国際金融資本の力の源泉は、石油決済通貨であるドル支配であると見たのですが、彼らが影響力の低下を招くような水素化を手を拱いて傍観するとは思えないのですが・・・。
Posted by ろろ at 2007年3月 7日 00:21
現在、国際金融資本の力の源泉は、石油決済通貨であるドル支配なのはそのとおりです。それがもたなくなってきています。オイルメジャーに温度差があり、次世代エネルギーに熱心なシェルのような会社もあります。
鍵は英国が握っています。米国に中東を奪われた英国は例えばマツダや本田のような二番手が燃料電池に熱心なのと同じで、水素化に抵抗がありません。だから組めるのです。アメリカもイラク戦争後は脱石油を本気で考えるでしょう
Posted by 孔明 at 2007年3月 7日 00:43
それと、メジャー自身、「かってのような影響力はなくなってきています。石油の独占供給体制がくずれ市場商品化したからです
Posted by 孔明 at 2007年3月 7日 00:44
日本語に堪能なキルサン・イリュムジーノフ氏に率いられた対日諜報組織に
より日本のマスメディアは完全に支配されている事実を完全に無視している。
外交諜報戦略において日本人はマカーキーに過ぎないと彼らは馬鹿にする。
地政学者であり官僚の知的指導的立場にいる江田島氏の責任である。
日本は既にペルシャ湾岸諸国の大きな油田をいくつも失っている。
アブダビ首長国ではシェル(英)はTOTAL(仏)に敗れた。
ロシア記者また不審死 兵器の違法輸出を追及
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070306/erp070306002.htm
けた外れ、露大富豪たちの金満ライフ
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070125/wld070125000.htm
露紙「懲りない日本」あざ笑う 「北方領土問題も解決不要」
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070302/erp070302000.htm
「アブダビのルーブル」誕生へ=仏文化相が署名、契約額1500億円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070306-00000144-jij-int
大包囲網に日本は落ち込んだのだ。
Posted by トム at 2007年3月 7日 00:51
テミストクレスはアクロポリスやパルテノン神殿を放棄し、ペルシャを海戦で破った。
私もマスメディアや永田町は放棄し、ネットの海戦でKGBを破る
テミストクレス Themistokles(前527年?~前460年?、前462年?)古代アテネの軍人・政治家。前480~479年の第2次ペルシア戦争の中で活躍、とりわけサラミスの海戦でアテネ艦隊の指揮し、ペルシャ軍を破る。しかし勝利の8年後、陶片追放にあってアテナイから追い出され、遠いペルシアで客死。
家柄はあまりよくなかったが,生まれつき頭脳明敏で野望に燃えていた。幼いころから,普通の子どもの遊びには加わらず,自分ひとりで演説の練習をしていたという。彼は功名心に駆り立てられて政治家への道をひたむきに進んでいった。最大のライバルはアリステイデスだった。
前493年に首席アルコンの要職に選ばれ,ペルシアの来襲を見通し,ラウリオン銀山の収益を市民に分けるのを控えさせ,それを三段橈(かい)船の建造費に回した。こうして前480年にペルシア王クセルクセス1世が攻めこんできたときに,テミストクレスはストラテゴス(将軍)として艦隊を指揮し,ペルシア軍をサラミスの海戦で破った。
ペルシャ王クセルクセス1世のギリシャ再攻撃を察知したアテネ人がデルフォイにうかがいをたてると、「木の壁」をもって防衛せよとの神託がくだった。テミストクレスはそれを船のことだと解釈し、軍船を建造させた。サラミスの海戦の前日、敵の攻撃をまてというテミストクレスの勧告にもかかわらず、ギリシャ軍ははやくも退却しようとしていたので、彼はクセルクセスのもとに使いをおくり、ギリシャ軍が退却する前に攻撃をしかけよと伝言して開戦をせかせた。ペルシャ軍はせまいサラミス水道に進入して動きがとれなくなったところでギリシャ軍に遭遇し、海戦がはじまった。彼が指揮をとったアテネ艦隊は、ペルシャ艦隊をうちやぶる。この勝利によってテミストクレスは英雄となった。
テミストクレスはすぐれた政治家であり、彼の海軍重視の政策はアテネ帝国の基礎となった。また西方への植民を計画した最初のアテネ人のひとりで、交易を推進し、アテネの町を外国人商人に開放した。
△ 戦後のテミストクレス
その後,彼は戦火に崩れたアテナイ市の立直しを図り,城壁を築き,さらにペイライエウス(ピレウス)港の建設を始めた。これはアテナイを海に結びつけようとする政策に基づくものだった。しかし,政敵キモンと争い,また,比類のない声望を憎まれて,あるいは傲慢な態度が人々の怒りを買って、前471年ころ陶片追放にあう。アテナイを追放された彼はアルゴス,コルキュラ,エペイロス,マケドニアと転々し,小アジアに渡った。そして,敵国ペルシア王アルタクセルクセスに厚遇され,マグネシアの総督に任ぜられ,その地で病に倒れた。毒杯をあおって死んだとも伝えられている。
△ テミストクレスの考察
私がこのテミストクレスが真に偉大だと考える所以は、ペルシャの来寇を正確に予測し、しかも、ギリシャとペルシャの戦争がシーパワーとランドパワーの対決という形態をとることから、ランドパワーの土俵である陸地での決戦を徹底的に回避し、海戦に全力を傾注し、勝利したということにつきる。この「陸地の放棄」は徹底しており、アテネや聖地アクロポリスをすら放棄し、ペルシャの蹂躙にまかせているのだ。世界史を概観しても、ここまで徹底したシーパワー戦略は他に例がない。
Posted by 孔明 at 2007年3月 7日 20:42
孔明さんはすでにご存じかもしれませんが、良いニュースが入ってきました。
海洋基本法素案、自・民・公が合意
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070307ia23.htm
(以下引用)
自民、民主、公明の3党は7日、超党派で議員立法を目指している「海洋基本法案」の素案について合意した。
排他的経済水域(EEZ)の管理や海洋資源開発などの海洋政策が複数省庁の縦割りとなっている現状を改めるため、内閣官房に首相を本部長とする「総合海洋政策本部」を設け、新設する「海洋政策担当相」らを中心に、省庁横断で一元的に政策を遂行する体制を整えることなどが柱だ。
(引用以上)
日本の海洋権益確立に向けて、少し前進したようですね。
Posted by ろろ at 2007年3月 8日 00:23
明快なご回答ありがとうございます。
相手から打たれるといやな手というのは考えておく必要がありますが、なるほど胡錦涛は「初心者」ですか。軍を完全に把握していないのは外からの情報でわかりますが、すでに就任して何年か経っていますので、もうかなりの失敗をしてしまい、すでに「虎の尾」を踏んでしまったのでしょうか。
日米ともに北朝鮮の今のままの現政権を存続することを望むとすると、問題となってくるのは日本の現政権がいつまで続くのかということに焦点が移りそうです。もちろん、北朝鮮と米国の出方次第ではありますが。
Posted by 面白い発想だが at 2007年3月 8日 00:23
従軍慰安婦論争をめぐる地政学的な意味というのもお願いします。
Posted by 進烈 at 2007年3月 8日 10:14
進烈さんへ それは簡単ではないか。六ケ国協議でかたくなに拉致問題を主張する日本に対して米国を中心として日本を牽制をしているわけだ。世界外交は、その時々の利害得失で動いている訳で地政学とかランドパワーとかそんな単純で荒唐無稽な概念で動いているのでは決してない。 それにしても日本における戦略・戦術論は、いまだ幼児段階から抜け出ていないのはなんとも情けないことだ。
Posted by 斉藤 隆 at 2007年3月13日 08:18
確かに北朝鮮に投資したい国際金融資本は、日本の態度をなんとかしたいでしょうね。そもそも北朝鮮の近代化に金を出すという話は、六ケ国協議よりも前に小泉前首相が平壌宣言を出す前提として決まっていたことのようです(おそらく米国の指示で)。
>>>>>>>>>>>>(引用)
小泉政権が北に無償支援約束、統一部事務官論文
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=2007031200110088&FirstCd=03
【ソウル12日聯合】日本政府は2002年9月に当時の小泉純一郎首相が北朝鮮・平壌を訪問するに当たり、日朝関係が正常化し経済協力を行うことになれば100億ドル(約10兆円)規模の無償支援を行うとの意向を事前に北朝鮮側に伝えていたとする主張が出された。
>>>>>>>>>>>>(引用おわり)
>>>>>>>>>>>>(引用)
Speak Easy 社会
日本が北朝鮮の近代化資金を出す
http://blog.livedoor.jp/manasan1/archives/50557707.html
日朝平壌宣言
▼日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。▼
日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたので、その「代償」に、北朝鮮に莫大な資金を供与するということである。
このいかにも反日左翼的(笑)な宣言書に調印したのは、朝日新聞ではない。 朝鮮総連でもない。 TBSでもない。 部落解放同盟でもない。 日教組でもない。
小泉純一郎 元首相である。
>>>>>>>>>>>>(引用おわり)
今回の「従軍慰安婦」問題で、米国のメディアを操る集団がいかに「反日的」であるか、誰の目にも明らかになったことでしょう。これはある意味良い勉強材料と思います。半島系のカルトやロビー集団も彼らの息のかかった下部組織か、少なくとも利益が合えば強く連携するものだということが明らかとなりました。
ただし、これらの流れを「拉致でごねる日本を牽制し、金を出させる」ためだけと見ると物事の半分=「短期目標」しか見ていないような気がします。
彼らの「長期的目標」は、「世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略VOL144」を読み解くところにあると思います。慰安婦問題は、米国内の派閥内紛(イスラエル切捨て)に伴う「日米離間の策」であり、さらに以前から進んでいる日本の「皇室」解体に向けた工作の一環でもあると思います(実際「第二の冨田メモ」みたいなのが出てきてますし、先月のチェイニーの発言にしろ、なんとも腹立たしく不敬な言説が続くのは偶然ではないでしょう。天皇皇后両陛下をはじめ皇族の方々のご心痛は察して余りあります)。
というわけで、やはり地政学やリアリズム的な思考は、彼らの長期目標たるものを予測し、目先のことに惑わされないようにするのに役立つと思います。
Posted by banabuna at 2007年3月13日 18:03
慰安婦問題の解決は簡単だ
生存者をすべて皇居に招いて、勲3等の叙勲と感謝状と現金1000万を首相が手渡しし、年金支給を約束すればいい。
あなた方のおかげで皇軍兵士はがんばれたのだと。そのような戦争協力者に対して、戦後無碍な態度おとったからこういうことになっただけ。度量のある男なら女の扱い方を心得ているはず。そういう男が首相をやっていないのが問題。
Posted by 孔明 at 2007年3月13日 21:22
斉藤 隆 孔明さんへ
(略 江田島氏への個人的質問)
------------------------------
江田島孔明氏休載中はメール又は他のブログなどで連絡を取ってください。
休載中は江田島氏個人への質問は掲載されません。
Posted by 斉藤 隆 at 2007年3月15日 05:50
------------------------------
江田島孔明氏休載中はメール又は他のブログなどで連絡を取ってください。
休載中は江田島氏個人への質問は掲載されません。
Posted by 寄稿人 at 2007年3月15日 17:59
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