【秋月】遠隔教育

1.遠隔教育とは

離島、過疎地など学校から遠い場所に住んでいる学生や、働きながら学びたい人たちでも教育を受けられるようにすること、および引退後の人たちの生涯教育が主目的である。従来はそのような目的のためには、主に郵便による通信教育が行われてきた。それがインターネットの発達とブロードバンドの普及によって革命的に変化した。

実例としては、慶應義塾大学の School of Internet(SOI)が有名である。これは1997年から始まっている。恐らく日本では最初だろう。アメリカのMIT がその講義をインターネットに乗せたのも、この頃だったと思う。私の記憶では、SOIの方が早かったかのではなかったか。

 出典

2.School of Internet(SOI)

主催者は  WIDE(会長:村井 純慶応義塾大学教授)。慶應義塾大学の多くの講義がSOIのホームページから視聴できる。2001年4月現在、半数以上が社会人の7000人以上が学生としてSOIに登録しており、授業のアーカイブは800時間であった。現在では恐らく1000時間を越えているのではないだろうか。

SOIは無料で参加できる。ただし、単位は取れない。課題の提出はできるし、成績を付けてもらえる場合もある。これは文部省の指示によるもので、SOIでは全学生との面接はしていないので文部省からは大学として認められていないためである。慶應義塾大学の在学生も一緒に受講する。かれらは授業料を払っているので当然単位がもらえる。講義のレベルは学部および大学院レベルである。

大部分の講義はアーカイブだが、中にはリアルタイムで参加できる講義もある。アーカイブもリアルタイムも使うソフトはReal Playerである。アーカイブの場合は講義資料がReal Playerの講義画面の左横に表示される。講義資料はPower Pointで作られており、講義の進行に同期してページが自動的に変わる。リアルタイムの場合は、SOIの授業ページからダウンロードしてPower Pointで開く。ページ送りは自分でやらなければならない。いずれの場合も教官が教室でレーザーポインターによって講義資料の何処を指して講義しているのかは分からない。

リアルタイムで受講する場合は、 Chocoa によって、アシスタントとチャットができるので、教師に対して質問することも可能である。

 出典

半年が1学期だがその間に何回か課題が出る。課題は普通1週間以内に提出しなければならない。提出はSOIの課題提出のページにtxt文をコピイアンドペーストするか、自分のホームページに貼り付けてそのURLを書き込むことによって行う。

提出した課題の内、教官が選んだ提出課題を次回学生が教壇で発表し、担当教官の評価や質問を貰えることがある。これは学外のSOI学生にも許されることがある。

 出典

3.SFC Global Campus

SOIの他に、慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)は、SOIの経験を生かして、 Global Campus(SFC-GC)を2002年度から始めた。これはSFC在学生の勉学の補助として、講義内容を何時でも復習できるようにしたものではあるが、学外者もインターネットで聴講することができる。2007年秋学期には合計37科目の講義が公開されている。そしてその内の4科目が「e-科目」となっている。

 出典

e-科目とは、有料で、インターネット経由で受講して単位を取得できるものである。履修にかかる費用は、下記のとおり。(2008年度現在)

o 審査料 : 18,000円(1年間有効)

o 登録料 : 40,000円(1学期あたり)

o 聴講料 : 31,000円(1単位あたり)

ただし、「現在のところ、e-科目等履修生制度にて取得した単位は、慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程に入学後、 8単位を上限として認定されることがあります。」ということで実質的なメリットは少ないとも言える。大学当局としては多分に試行的な段階なのだろう。

 出典

4.早稲田大学の遠隔教育

早稲田大学は2002年4月に「遠隔教育センター」を設立した。Distance Learning Center(DLC)と呼んでいる。ホームページには2003年度から2005年度までの対象科目が載っている。2006年度以降どうなっているのかは分からない。

5.北陸先端科学技術大学

石川県能美市にある北陸先端科学技術大学 も遠隔教育研究センターを持っている。講義ビデオは学内からしか利用できない。大学間の利用を行っているようだ。

6.サイバー大学

ソフトバンク株式会社がサイバー大学の主要株主として71%の株を持っている。インターネットで受講して単位が取れ、学位が取れることになっている。2008年1月、在学生620人のうち約200人の本人確認を行っていなかったことが発覚した。文部省から注意を受けてマスコミをにぎわした。

7.八洲学園大学

通信制大学と称している。インターネットだけで卒業できるそうだ。スクーリングを行っており、各種の資格が取れると謳っている。

参考

8.たがやeカレッジ

「世田谷区内の大学と区教育委員会は協働で、世田谷の豊かな知識財を、インターネットを通じて区民や全国に向けて発信する、文化創造型の新しい学習サービス「せたがやeカレッジ」を運営しています。」とのことである。アーカイブのみ。有料だが受講料は安い。私が受講した講座は確か1000円だったと思う。世田谷区が運営にどの程度関与しているのかはホームページからは明かでない。ボランティアを募集している。単位は出ない。

9.NOVAお茶の間留学

英会話学校のNOVAは「お茶の間留学」と名付けて遠隔教育による英会話指導を行っていた。一時不適正な経理処理を指摘されて閉鎖していたが最近再開したようだ。

10.遠隔教育サポートシステム

(1)NECが、SaaS型のeラーニングサービス「 Cultiiva Global」を発売している。数十万人規模の一斉教育も可能とのこと。

(2)西宮市の株式会社 アップがE-Lectureと言う名前の遠隔授業システムを販売している。 主に進学塾を狙っているようである。

参考

(3)株式会社デジタル・ナレッジ・ユニバーシティ・ラーニング

ここは遠隔教育に留まらず、大学運営全般のIT化をサポートすることを業務としているようで、東北大学、神奈川大学、デジタルハリウッド大学、八州学園大学に納入実績があるといっている。

参考

11.その他

一部をインターネット授業にした通信課程を併設している大学としては、産業能率大学、帝京大学、北海道情報大学があり、一部授業をインターネットにしている大学としては、信州大学、大阪市立大学、園田学園女子大学等がある。

『秋月』の遠隔生涯学習システム (連山編集部の取材)

関連情報平成20年6月22日より、『秋月』のサービスが開始されます。希望者は→ クリック
『秋月』の会員は2つの言語、2つの仕事を得ることが目的の一つになっています。 これを量子力学でいえば重ね合わせといえます。コラムでいえば半農Xとか、兼業作家ということになるでしょうか。 知的な内容を日本語及び英語(ロシア語、中国語、フランス語、ドイツ語など)で読み書きができる。 既にプロとして文筆作家や情報技術者、医師や科学者、教育者や金融コンサルタントとして安定的な知的収益を得ながらも、新しいコラボレーションにより、新しい仕事や社会の方向性を生み出す事が目的です。 これをビジネスやスポーツクラブ、学問知識と連携したい方々も対象となります。 組織(地球や社会)を組織内組織(企業や個人)を重視する価値観が必要です。 自社の利益のために捏造したり、個人の利益のためにインサイダー取引は御法度です。   『秋月』の制御者はプロの制御理論を駆使します。負ける戦いは決してしません。 人間(ホモ•サピエンス)には3種類が存在します。

  • 武者タイプ---資本財は経験理論による統率、資本財としての移動システムと鍛えられた兵士
  • 知者タイプ---資本財は学習による知識、資本財としての書物やデジタルアーカイブ、教え子
  • 富者タイプ---資本財は蓄積による動産不動産、資本財としては通貨、土地、有価証券、奴隷

電脳空間ワイヤードにそれぞれの資本財を集め、TV会議(電脳クリルタイ)で社会の方向性を決める。 資源の枯渇や紙幣の乱発、財政破綻などから影響を受けないあの世(ワイヤード情報空間)にそれらをストックする。メンバーが持つ余剰な資本財を出し合い、それを融合させ、価値ある知的デジタル財産へと昇華させるのだ。 ワイヤードで統一グランドデザイン(辞書)とウィキ(wiki)を作成して、情報智識格差を埋める。 不足する資本財 は『連山』や『天山』を使って集める。そして、オペレーションを開始する。 次に、現実世界(リアルワールド)に出現させる機動部隊を編成する。その活動人員の主体は青年であろう。ビジネスから教育、政治家に至まで縦横無尽に出現する。 最適な時、最適な場所に、経験豊富な武将と鍛え抜かれた戦士が投入される。そして、必ず勝利する。 それらは映像クリエーターによってデジタルアーカイブ化され公開される。そして洗脳奴隷たちは覚醒する。 戦う目的は炭素文明から水素文明へのスムーズな移行である。環境破壊により炭素文明では人口崩壊が起きる。 既に安定的な収入源を持つ『秋月』メンバーは参加•不参加を自由に選択する事ができる。 選択しても、選択から除外されることもある。選択する事によって選択されるのが情報社会である。 人はできるからするのではない。人はせざる得ないからするのである。人や故郷を愛すれば故に...... 『連山』編集部も精力的に取材を申し込みます。

出典:上杉鷹山公が子息に教訓として詠み与えたもの
なせば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
その心得は・・
 やろうと思えば何でもできます。 できないのはやろうと思わないからです。
 やろうとすることは他人のためではなく、自分のためになるのです。


主要アクセス先(平成20年5月17日)



関連コラム


新しい軍隊:【情報体系】ポスト資本主義の世界(下記映像参照)



上記は、海外でプロジェクト会議に参加している伝説の覇者イメージ図です。(出典:陸軍中野学校

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cyberuls.com/blog/mt-tb.cgi/3949

コメントする