アカウミガメは日本の海岸で孵化すると、沖に向かって泳ぎだします。そして、メスのカメは海流に乗ってゆっくりとアメリカに向かいます。そして数年アメリカのカリフォルニア沖で餌を食べて成長し、一人前になると日本に戻ってきます。
カメの背中に無線機をつけて、カメが息を継ぎに海面に上がってきた時に衛星に向けて位置情報を発信し、それを受信することによってカメが泳いできた経路を知ることができます。少し古いデータですが下記にその例が出ています。
アカウミガメの経路
少し古い図ですが下のような図も描かれています。

出典:ウミガメの旅、香原知志著、ポプラ社刊
無線機はこんな感じでカメの背中に接着剤で付けます。接着剤は次第に海水に溶けて無線機はやがて脱落します。

出典:Loggerhead Turtle With Satellite Tag
その間、雄のカメは何をしているのでしょう。日本近海の太平洋でぶらぶらと遊んでいると言われています。
日本は北太平洋でのウミガメの唯一の産卵地だと言われています。その分布は下の図のようになっています。

出典:日本ウミガメ協議会 電話:072-864-0335 FAX:072-864-0535 E-mail:info@umigame.org
しかし、ウミガメの産卵地は今危ない状態にあり、いつまでウミガメが日本の海岸で産卵できるか分かりません。その状況については次回書いてみましょう。
