20世紀初頭には世界で10万頭いたと言われているが、現在では4700~7200頭と言われている。この100年間で約95%減少したことになる。
現在の分布を100年前と現在とで比較してみると下記のようになっている。
トラの分布推移 (紫:100年前→黄:現在)
トラ保護基金
この分布図を見れば分かるようにトラはアフリカにはいない。アジア地域のみである。ロシア極東からインド、そしてスマトラ島の熱帯林までのアジア14カ国に生息している。
トラの種類
シベリアトラ(アムールトラ)中国東北部 ロシア・アムール川流域 360~406頭■アモイトラ 絶滅寸前 中国華南地方 20~30頭■
バリトラ 絶滅 バリ島(インドネシア) 0頭■
マレートラ(インドシナトラ) インドシナ半島、マレー半島 1227~1785頭■
ジャワトラ 絶滅 ジャワ島(インドネシア) 0頭■
スマトラトラ スマトラ島(インドネシア) 400~500頭■
ベンガルトラ スリランカを除くインド亜大陸 3176~4556頭■
カスピトラ 絶滅 中央アジア、カスピ海沿岸周辺部 0頭■
つまり一番沢山生き残っているのはインド亜大陸のベンガルトラで、最も少ないのが中国華南地方のアモイトラと言うことになる。しかしアモイトラのこの残存頭数ではもう長く生きることはできないかもしれない。あるいは今日現在ではもう絶滅しているのかも知れない。
では何故ライオンと並び称されるほど強い筈のトラがこんなに減ったしまったのか。それを次回取り上げてみる。
