名将たちの教育論(第十八回)

第1章 軍人たちの教育システム

第5節 教官に求めるもの


(肉体的鍛錬を行なえ)

「健全な精神は健全な肉体に宿る。虚弱な身体は我侭によって造られる。虚弱な体躯の人が新鮮で剛毅な心をいつまでも持ちつづけることは難しい。それ故、健康で強健な体躯は貴重である」(普墺戦争、普仏戦争、第一次世界大戦で豪腕を発揮したドイツのフォン・デル・ゴルツ元帥)
教育において“強い心”を育成するためには肉体的鍛錬が必要であることを説いている。
「健全な肉体条件を持たない指導者は、通常、困難な情勢を克服しようとする意志を失うものである。体力に弱点を持つ指導者の弱気は組織にたちまち蔓延する。だからこんな指導者はただちに辞職させなければならない」(「大戦の回想」マーシャル米大将、1976年)
 教育者は健康な姿を学生に見せなければならない。健康不良の姿を被教育者に曝すことは避けたいものである。



名将たちの教育論(第十九回)へ続く