名将たちの教育論(第四十三回)

第3章 名将たちに学ぶ日本の教育改革

第1節 「六三三四制」の改革


学校教育のシステムをどのように構築するかは、国家が教育の目的を何と考えるかにかかっている。
アメリカの基本的人権の考え方は人間の備えるべき道徳については清教徒であることが前提となっている。なぜなら、清教徒の道徳論を除いた“基本的人権”を“基本的動物権”と記述しても適用できる。例えば動物園の野獣が
「殺すな。檻に閉じ込めるな。美食をよこせ。俺たちのことは俺たちで決める。人間よ従え!」
 と主張することができる権利となって基本的人権と同じ主張になってしまう。
言い換えれば、アメリカの基本的人権思想を日本に導入するには、
「人間の心は“公正”、“名誉(恥じを知る)”、“博愛”という着物をきていなければならない」
 という“人間の条件”の項目が付帯していなければ人間社会が野獣社会に堕する危険な思想なのである。そうでなければ人間の顔をした野獣が街を闊歩することになる。



名将たちの教育論(第四十四回)へ続く