北マリアナ連邦は大雑把に言うと観光産業で成り立っている国です。よってこの国のマリアナ政府観光局とはこの国の経済の生命線を握る最高指令基地のような存在で、その観光局の局長と言えば、北マリアナ政府の自治領主と副自治領主を除く最高司令官ということになるのでしょう。これがアラブ首長国連邦になれば石油大臣ということになります。
THE Marianas Visitors Autho-rity’s new managing director says he will work diligently with the board to help ease the tourism industry’s deepening slump.Tenorio said he will start working again for MVA on Aug. 7.
事実上の最高司令官の変更が行われ、新たにマリアナ政府観光局の局長にPerry John P. Tenorio氏が今週の水曜に就任しました。前回の1998-2002に局長を務めて以来の復帰ということになります。過去の彼の実績を見てみましょう。
MVA, in a statement, said Tenorio was instrumental in launching many successful events and programs that still exist today.These include Taste of the Marianas and the introduction of the Saipanda mascot
毎年5月、毎週土曜日の夜にアメリカンメモリアルパークで開催される食の祭典“Taste of the Marianas”「マリアナまるかじり」が今年も5月7、14、21、28日(18:00~22:00)の日程で開催されます。このイベントではサイパンのホテルやレストランが屋台を出店して味を競い合います
サイパンの大人気キャラクター「サイパンだ!」をデザインした「サイパンだ!」バスで行く島内観光ツアー。戦跡や絶景ポイント、バードアイランドなど島の北部を中心に巡ります。フレンドリーなガイドが日本語でサイパンの風土や歴史について詳しく案内してくれます
かの有名な「サイパンだ!」を紹介したのはこの人かと変に感心してしまいました。そして新聞は以下のように続きます。
Mr. Tenorio possesses the skills we need to execute the governor’s five-year plan to attract one million tourists to the CNMI.
「サイパンだ!」と「マリアナまるかじり」だけで、30万人の観光客が一気に100万人になるほど単純ではありません。「サイパンだ!」一人ではディズニーランドのミッキーマウス一人(?)にも勝てそうにありません。このようなアイデアマンは局長になるより副局長に位置して局長はもっと大きな見地から判断できる人間の方が良いのではと思いましたが、それは個人的な見解としてこれから彼の手腕によって北マリアナ連邦がどのように変革されるのか期待して見守ることにしましょう。
社長の格言
どんな小手先のプロジェクトを打ち立てても、汚染されたビーチの浄化、不安定な電気設備や不十分な下水管や水道システムを修理すこと無しには一時的に観光客が増えてもリピーターとなって北マリアナ連邦を訪れる人はいないでしょう。サイパンの観光客衰退という問題はもっともっと根が深いように思います。この国にとって観光業への挑戦は国家百年の計です。一時的な流行廃りを恐れず長期にわたり観光客に愛される国になることを心から祈ります。

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