「高級リゾート地で見た悪夢 地獄のドバイ(峯山政宏著)」出版記念(12)

12回シリーズの最終回



(注意)峯山政宏コラムニストは既に多くの講演会雑誌やテレビの取材を受けています。昨日も、開校100周年記念のパーティーに参加されました。現在、日本の離島を取材していますが9月頭には本州にこられます。生徒の希望により出身県の中学校での講演が決まっております。海外の真実を知りたい教育者や生徒は『地獄のドバイ』に記載された連絡方法にて依頼してください。勇気ある大人を知らない多くの子供達にとっては、非常に有意義な時間になるでしょう。勇気の復権です。

序文

4月25日に連山コラムニストとして、執筆していた峯山政宏さんが、「高級リゾート地で見た悪夢 地獄のドバイ(彩図社)」というタイトルで文庫本を発売されました。連山ではその発売を記念して、著者の峯山さんに緊急インタビューを行うことになりました。全12回で読者の皆様にお伝えする予定ですので、乞うご期待ください。

最後に読者の皆様にメッセージはありますか?

拙書「高級リゾート地で見た悪夢 地獄のドバイ」の発売を記念いたしまして、全12回に渡る連山掲載コラムをお読み頂きましてまことにありがとうございました。発売が決まった後に、書籍をご購入頂いた読者の皆様から、「今でもU.A.Eのことを恨んでいますか」というご質問を受けたりしたのですが、自分の身の上に起きたことに対して、少しは理不尽さを感じていますが、だからと言って、今でもアラブ首長国連邦や、ドバイ首長国を恨んでいるわけではありません。

僕の身の上に起こった問題というのは、1968年にイギリスがアラビア半島から撤退した後に、アブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラ、ラアス・アル=ハイマによる連邦体制を取りながら、急速に国家形成をしなければいけなかったアラブ首長国連邦の国家制度の"ひずみ"のような所だと思うんです。UAEの前近代的なシステムは問題だとは思いますが、特に他の国から強く批判されるようなこともなかったので、今まで先送りにされていたんだと思います。しかし、これからも引き続いて、多くの外国資本や外国人労働者がUAEに入ってくるでしょうから、外国人労働者の問題を甘く見ているとそれこそ大きなしっぺ返し喰らうじゃないかなと思うんですね。

Tadamon! » Fearful of Restive Foreign Labor, Dubai Eyes Reforms

 A main thoroughfare in Dubai was blocked by hundreds of construction workers, mostly from India and Pakistan, today. Traffic at rush hour was brought to halt, by workers who were protesting over their missing salaries for the months as far back as May and the fact that they did not have clean drinking water or water in the bathrooms of the camp in which they were housed. Yesterday dozens of hungry workers gathered outside the Labor Ministry said their employer had not paid them for five months. Thirty-seven Indian, Nepalese, Pakistani and Bangladeshi men all work for a Saudi-owned construction company.

(日本語訳) 本日、インド、パキスタンなどからやって来た建設現場で働く何百人もの外国人労働者によって、ドバイの大通りが封鎖されました。これらの労働者によって、ラッシュ時の交通は遮断されることになりました。彼らは5月まで遡り、何ヶ月もの給与が支払われていないことや、きれいな飲料水や、生活しているキャンプ場のシャワーを利用できないことに抗議していたのです。昨日、腹を減らせた何十人もの労働者が労働局の外に集まって、雇用者が5ヶ月も給料を支払っていないことを抗議しました。37人ものインド人、ネパール人、パキスタン人、パキスタン人、バングラディッシュ人の男性は全て、サウジアラビア人が所有する建設会社で働いています。

急激に発展するドバイの高層ビル群というのは、昔、北斗のケンというアニメの中で出て来た聖帝サウザーの聖帝十字陵のようなものなんだと思います。アニメの中では、子どもたちが、エジプトにあるピラミッドのようなものを作るために過酷な労働にさらされているわけなんですが、ドバイでもあまり状況は変わらないわけです。高層ビルの建設現場というのはものすごく危険な所なんですが、そこでは何の命の保障もなく、給与も支払われないまま、不衛生なキャンプ場で生活することを余儀なくされている外国人労働者が珍しくありません。

僕自身も、ドバイの建設現場で働いていた外国人労働者と監獄の中で、話してわかったことなんですが、彼らのこの国に対する恨みというのはものすごいワケです。給与が払われないなんていうことは、まだまだ序の口で、その内食料も水の支給も滞ったりしたと言っていました。このことは拙書「地獄のドバイ」でもかなり詳しく取り上げたんですが、ドバイの繁栄を現場で支えている外国人労働者たちが、奴隷のような扱いをされているという現状があって、彼らの不満やストレスというものは相当なものなのですから、その内ドバイの繁栄は内部から崩壊するだろうと思います。なので、読者の皆さんにも観光で見る事ができる表面的なきらびやかなドバイだけではなくて、その裏側で実際に起きている問題を考えて頂ければと思います。

参考コラム:地方から新生日本が誕生する(具体的なスケジュール)


『連山』の主要な読者層


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