ロタ島の生活:台風

昔、何かのドラマの中で俳優の織田祐二が少年時代を回想するシーンで 「台風って聞くとわくわくするんだ。学校は休みになるし台風が過ぎ去った 次の日なんて道路には打ち上げられた魚がうじゃうじゃいるんだぜ」 という場面がありました。

私も、台風と聞くとどちらかというとわくわくするのですが、ここロタ島では そのようなことを言うと不謹慎の罪で牢屋行きになりそうです。

なぜって、日本にやって来る台風の多くがマリアナ諸島から東方の赤道付近で発生するのだそうですよ。

フィリピンの東の海上は日本にやってくる台風の発生場所でもあります。風の衝突と暖かい海水温による上昇気流のため、亜熱帯とは反対に雲ができやすい場所です。 空気が含む水蒸気は上昇して冷えると雲になります。雲は少しずつ大きくなって風が渦巻き始め、熱帯低気圧になります。さらに発達して最大風速が17・2メートル以上になると台風という呼び名に変わります。毎日新聞社より

こんな近くに台風の発生源があるとは家の地中に不発弾が埋っているのようなものでいつ爆発するかわかったものではなく不安で仕方ないですね。この最大級の爆発を起こしたのは2002年12月8日にグアム島とロタ島を直撃したスーパー台風26号「Pongsona/ポンソナ」、台風とはその大きさはコンデション1~5に分類されるそうですがこのポンソナ台風はコンデション5に分類される史上最大級のものだそうです。この台風がどれだけ凄まじかったのかを伝えてくれる文章を引用してみましょう。

ロタの地盤の関係か、根の深さが1mもないヤシの木や松は根こそぎ倒されて下敷きになる家屋も。トタン屋根はすでにバリバリ捲れあがって飛び散って行きます。舞い上がったトタン板は凶器です。台風後に木に突き刺さってるトタン板を見るとぞっとします。翌日、台風が通り過ぎ皆が外に出ると、路上に魚がいっぱい。台風で打ち上げられた魚が風で飛ばされ、ソンソン村まで飛んできた様子。100kgもあるカジキマグロまで打ち上げられたとか。チャモロはこれで早速バーベキュー。すごい!ロタからの特集記事より

自分の家が吹っ飛んでいるのに打ち上げられたマグロでBBQとはチャモロ人の超プラス思考には恐れ入ります。100kgのマグロが陸まで飛ばされるのだからそれ以下の体重しかない私などは瞬間にどこかに飛ばされてマリアナの海の藻屑と消えてしまいそうです。

社長の格言

ロタ島で何よりも怖いのが超巨大台風。そんななかでも笑いを忘れずBBQをする現地の人々の生きる力は日本人の我々も見習わなくてはいけません。皆さん、B型なのでしょうか