サイパンの中心地区、ガラパン地区を歩くと夜中でも閑散としていました。これが本当にサイパンの中心地区なのか?と初めてこの国を訪れた時の率直な印象です。街を歩くと英語は話せないが日本語は流暢な中国人女性のマッサージ師や売春婦がしきりに声をかけてくるのでなんだかとてもうんざりした気分になります。
JAL pullout now official
JAL's rather terse official notice read: "Today, July 29, 2005, the JAL Group has decided to suspend its Japan-Saipan route (Narita-Saipan, Kansai-Saipan)."
JALがサイパンからの事実上の撤退宣告をしたのが昨年の7月29日(土)、サイパン経済に死亡宣告を言い渡すほど重要なJALの発表は月末のどたばたの中で行われたようです
At least one travel agency got the faxed announcement at around 3:30pm Friday. As of close of business yesterday, neither the Commonwealth Ports Authority nor the Marianas Visitors Authority had received a copy of JAL's notice.
旅行代理店がその知らせを受けたのが前日の3:30PM、マリアナ観光局や、マリアナ港湾局には何の通達もなかったようです。勿論、2005年の5月25日のNIKKEI.NETに以下の記事が出るくらいですから全く知らなかったということはなかったようですが、正式に言い渡されたときの精神的な圧迫は想像を絶します。
<2005年5月の総合ニュース>(5/25)日本航空(JAL)はレジャー路線を大幅に縮小する。10月にサイパン路線から事実上撤退し、グアム・ホノルル路線を減便する。3月にまとめた中期経営計画で低採算路線の縮小・撤退を打ち出しており、この一環として客単価の低い団体客が中心の路線を打ち切る。
About 50 percent of the Japanese visiting the CNMI take JAL's service.Japan is the Northern Marianas' primary tourism market, comprising 70 percent of the total arrivals to the islands.
北マリアナ連邦を訪問する観光客の70㌫が日本人でその半数がJAL便(JALパック)を利用していました。内情を知っていればいるほどJAL撤退がこの国に与える影響のあまりの深さに落胆してしまうでしょう。mineyama/post_23.html">ロタ島の生活:北マリアナ連邦経済事情2にも記載しましたがこの国の経済の柱は観光業と縫製産業です。もう一方の車輪も時代の変遷により大幅な縮小を余儀なくされています。最後に残った観光業もJAL撤退の憂き目を見るのですから私が政府の関係者であれば泣くに泣けないと言ったところでしょう。それでは何故JALはサイパンより撤退したのでしょうか?
JAL本社は北マリアナ諸島(主にサイパン島)の将来性を綿密に分析した結果、撤退を決定したのである。JAL本社の人間とサイパンについて話したことがある。彼らはサイパン政府が想像する以上、サイパン観光資源(特に海水の状況)の現状や政府観光局の能力、政治家及び政治形態、財政状況、米国の意向等々の詳細な多くの情報を持っていた。親北マリアナ諸島派のKFCにとっては残念だが、これらのことを分析した結果、将来も利益が見込めないと決断したのである。要は、サイパンに見切りを付けたのである。
私もNIKKEI.COMに記載されているような低採算路線の縮小・撤退の一環によりJALが撤退という理論にはあまり賛同できません。現在不採算事業でも将来的に大きく回収できるのであれば撤退とい結論は出さないでしょう。私もトライアスロンの団体KFCの主張するよう総合的な判断により要は見切りを付けたという意見に賛同します。私はロタに在住しているのでとてもサイパンの汚れた海に入りたいとも思いません。美味しい日本料理店なら日本にもあるし、美味しい中華料理店に行きたいなら台湾やシンガポールに行ったほうがいいでしょう。サイパンにはサイパンにしか独自の観光資源というのが戦争時の日本軍塹壕後などを覗けば全く無いと言えます。
社長の格言
北マリアナ連邦がドバイやグアムの真似をして大型ショッピングモールなどを作っても必ず失敗するでしょう。それは強者の戦略です。北マリアナ連邦はこの国にしかない独自の政策を打ち出し、独自の観光資源、独自の産業を作り出す時だと思います。何かに重点特化して一点突破しなくてはいけません。サイパンのような小国がしなくてはいけないのはまずここからでしょう。女性に"見切りを付けられた"男性がしなくてはいけないことは酒を飲むことでも、自暴自棄になることでも、自分探しのために海外を放浪することでもありません。もう一度自分を見つめなおし、その対策をたて、そこから将来へ大きな一歩を踏み出す事です。検討を祈ります。

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