ロタ島の生活:神秘の生態

海外に赴任するようになってから今年で2回目の夏を迎えます。海外にいてたくさん良いこともありますが、この夏の季節に限っては日本にいる日本人が羨ましくて仕方がありません。なぜってそれは「土用の丑の日」にうなぎが食べられるからですよ!

23日は「土用の丑(うし)の日」。鹿児島県内のうなぎ専門店などは、スタミナを求める大勢の客に備え準備に余念がない。鹿児島市城南町の「うなぎの末吉」加工工場では22日、従業員がウナギをさばき白焼きにする仕込み作業に追われた。

[あす土用の丑の日 ウナギ仕込みフル回転鹿児島市 南日本新聞ニュースピックアップ ]

西暦2006年の今年は7月23日と8月4日が土用の丑の日にあたります。。土用の丑の日にうなぎを食べている日本人の写真をみると悔しくて涙がでそうになります。土用の丑の日さえ来なければ、うなぎにむしゃぶりつく日本人の写真をネット上で見ることも無く悔しい思いをすることもなくだろう思い、「土用の丑の日」が来ない年があるのかどうか調べてみると答えはなんとノーです。土用とは各季節の最後の18ー19日を差し、丑とは「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑なので12日に一度やってきます。確率計算上毎年1回もしくは2回は土用の丑の日がやってくることになります。今年は2回もやってくるので後もう一度悔しい思いに耐えなければいけないということになります暦と天文の雑学 土用丑の日

日本人の食として愛されているうなぎですがそれが完全に養殖することができないと知ったのは大学生2年生の時でした。大学寮の同じ寮に下宿する水産学部の後輩が教えてくれました。なんだか狐にだまされたような気分でした。うなぎは正確に分類すると天然のうなぎ、稚魚からの養殖のうなぎ、卵からの養殖のうなぎとなりますが、この卵からの養殖が多くの学者によって研究されているが、実現がまだされていないということでした。(あれから6年が経ちますが今はどうなっているんでしょうか)

鰻は雌の親鰻から卵を取りそれに雄の親鰻の精子をかけ受精させて育てる完全養殖ではなく、シラスを(稚魚)獲って育てる養殖です。 ですから、今でも日本鰻の親が産卵のため川を下り海に出てからシラスが川に戻って来るまでの、 産卵、誕生、シラスに成るまでの成長の場所、時期、餌などが、完全に解明されていないのです。

産卵場所に限っては近年、塚本勝巳教授の東大研究チームによって解明されたそうです

長年謎とされていたニホンウナギの産卵場は、グアム島の北西約200キロの「スルガ海山」にあることを、塚本勝巳・東京大海洋研究所教授らの研究グループが突きとめた。産卵場は、これまで半世紀を超す調査にもかかわらず判明していなかった。日本や中国の沿岸で養殖用に採取される稚魚(シラスウナギ)は、すべてこの海域から来るとみられ、研究成果は、激減しつつあるウナギ資源の保護に役立つと期待される。23日付の英科学誌ネイチャーに報告する。

[2006-02-23 ウナギの産卵場はグアム沖 東大教授ら、幼生捕獲に成功 ヴイクラブ春日井より ]

うなぎの故郷にこれほど近いのであればこれを利用しない手はないというトライアスロン団体KFCに大いに賛成します。うなぎの産卵見学ツアーなどを行ってもよいし稚魚からの養殖技術は既に確立されているので,日本の浜松市などと姉妹都市提携を行い、養殖産業を興したり、ロタ産うなぎパイなどを作っても面白いと思います。将来的には水の電気分解で発生した水素でロタ島の電気が供給されるようになれば水素とともの発生する余剰酸素を養殖産業に使えばよいと思います。

社長の格言

うなぎの完全養殖が実現するのが先か、ロタのうなぎ産業が興るのが先かこらからが楽しみです。かつて日本人主導による製糖産業がこの地にありました。戦争が終了してから60年以上が経ちますが再び日本人との協力によりこの地に産業が起こることがあるのかどうかロタ島民に期待しましょう。