ロタ島(2)RUBIN

1. 序文

ロタの魅力とは一体何であろうか?

ロタに長年滞在しているダイバーたちの想いを通じて、ロタの魅力を考えてみる本企画の第一弾はSIRENAのオーナー林万記さんにご回答を頂いた。第二弾はロタ島の西港近くにショップを構え、2004年の4月から営業を始められたRubinの山本博さんにお願いすることした。山本さんにはどのようなロタの魅力を語っていただけるのであろうか。乞うご期待あれ!

幻想的な光のショー:「ロタホール」




2. Rubinオーナーの略歴

ダイビングショップRubinのお店です。

山本さんの人柄を伝えるエピソードして、次のようなものがある。私が昨年の夏にロタ島に短期滞在をしている時にこの地に1ヶ月も休暇を取っておられる若い女性の方とお話する機会があった。そんなに長くロタに滞在したらやることがなくなってお困りになるでしょうという私の質問に対し、その女性の方は「いえ、Rubinさんがあるから、長く滞在しても全然飽きないんです。Rubinさんとはもう家族のような感じで、よくしてくださるのです。」と回答された。Rubinを経営する山本博さんの優しい人柄をあらわすエピソードとして今でも自分の胸に刻みこまれている。
「最初は東京の築地でダイビングショップなどを経営しておりました。ダイビング事務所という感じで学校の授業とかそういうものが多かったです。ダイビングショップは1988年に始めました。学校を卒業してすぐにダイビング関係の仕事をしたわけではなくて、卒業してから6年は楽器を売っておりました。ピアノを売っていたんです。営業をやっていて、ダイビングは13歳からやっていたんですけれどもサラリーマンを6年やってみて自営の方がよいかなと思いました。当時はね、ダイビングショップとドトールのような喫茶店も立ち上げたんです。一般的なダインビングショップではなくて、専門学校の授業とか大学の夏期講習とか、そのようなものをメインにやっておりました。あとは会員制で紹介のお客様だけで、非常にこじんまりとツアーの旅行など開いておりました。」と山本さん。
ガイド歴18年、指導歴16年というベテランダイバーの山本博さんの社会人生活が楽器屋のピアノの営業から始まったというのは少し意外な気がした。しかしながら、ここロタでも山本さんの音楽面での才能は如何なく発揮されているのだが、これは後述することにする。
「ここに来る前、1996年ぐらいからはサイパン半年、日本で半年というような感じで仕事を5〜6年していたのです。1988年頃からロタにはちょこちょこ来ていましたので、やるなら現地で商売をしないと長続きしないと思ったのです。でもまあロタが気になっていてサイパンとロタを比較するとロタの方が生活しやすそうだったのでロタに移ってきたのです。そして今に至ります。」と山本さん

ロタの海の透明度は世界で一番です!


3. Rubinの他の店とは異なるPR点


「サービスでしょうね。普通のダイビングショップがやっているサービスとは全然違うと思います。それは今まで僕が経験して来たものをそのまま出しています。基本的にサービス業ですからお客さんの満足を第一にしないと長続きしない。一度気に入ってもらえたかたが何度も足を運んでいただいているのはそういうところだと思います。どんなかたにきていただいてもリラックスしていただけるのはうちのメリットだと思います。ただ少人数制なので多くのお客様はお受けはできないのです。飛行機の運航が悪くなった昨年の10月より前はネットでの申込が半分、リピータのお客様やホテルからの紹介が半分という形になっております。昨年の10月以降はリピーターの方が8割という状況になっています。」


昨年の10月にCape Air社の運行日程が縮小したことにより、ロタを訪れる観光客の大幅な減少につながることになった。そのような苦しい状況の中でもRubinが営業を続けられたのはリーピーターの方々が再度、ロタにダイングに戻ってきてくださるからということだ。顧客の満足を第一に経営される山本さんの経営力がロタ経済が悪化している中でも如何なく発揮されている。Rubinのサービスの良さはでうちでダイビングをしていただかないとわかりませんよということなので急遽峯山もRubinでダイビングに参加することにする。その模様は次回に公開する予定なのでご期待あれ。

ROTA Sen. Paul A. Manglona says their island’s tourism industry is dead as no regular international flights are coming in to bring in visitors.Statistics from the Marianas Visitors Authority show that Rota’s arrivals plunged by 80 percent last month — 398 visitors compared to 1,887 in Jan. 2006.Only 218 Japanese tourists visited the island last month compared to 1,060 in Jan. 2006.Only 13 U.S. mainlanders visited Rota last month, down by 29 percent compared to last year’s figure.

ロタの海ではお魚たちが集まってきますよ。




4. ダイバーから見た地球温暖化の影響


ここ数年、地球温暖化の問題は世界中でとりあげられている。日々、ダイビング業務に従事されている山本さんは、淡々とした口調でこの問題について次のようにお答えになった。

「ロタで開業してまだ、3年しかいないのであまり詳しいことはわかりませんが、3年前に較べると冬場の水温が下がらなくなってきています。水温のデータは毎回、海でダイビングをするたびに計っております。3年前、1月、2月の風の強い後だと27度を切るくらいまで下がっておりました。同じ時期に去年から今年にかけては一番低い時で27.7度 冷水塊がまわってくる時はもっと低いときもありますが、全体の平均水温が上がっているのは確かです。28度を切ることはほとんどないくらいです。」と山本さん


わずか4〜5年で海の表層の平均水温は1度近くも上がっているのである。少しにわかに信じがたいような事実である。その年の偏西風の吹き方による海流変化に伴った表層水温の上昇も考えられるが(エルニーニョ現象)海は清涼で山は豊満な果物で溢れた太平洋の楽園ロタ島にも地球温暖化の影響は確実に及んできているのかもしれない。

ロタの海の美しさは一度見ると一生忘れられません。




5. ロタで営業する魅力と今後の展望


「ロタの魅力は何と言っても透明度です。まず透明度がいいというのは僕たちにとってもお客さんにとっても最高です。お客さんに透明度の言い訳をしなくてよいのがいいんです。年間を通して水温が高いというのも最高ですね。まず生活があって、仕事がある思っていますが、その生活部分がとても過ごしやすいのです。うちは少人数制でやっておりますので、ダイビングは一回6人まででアットホームな感じでやっております」


「ロタのダイビングはほとんど100%がボートダイビングですから、お客さんがまずつかれないし、ポイントも近いというのはとても魅力的だと思います。島自体が平和ですから、気をつけなくていけないことを守れば平和で暮らしやすいところだと思います。」と山本さん。


「ロタ全体として、もう一度日本人のお客さんに来てもらって満足していただきたいと思っています。現在は他の国の方にもPRしていますが 、私どもとしては日本人の方にまだまだ知らないかたもたくさんおられるので、ロタにおこしていただいてロタの良さをわかっていただきたいと思っています。やはり流れ作業の仕事はしたくないと思いますので一つ一つの仕事をきちっとやっていきたい。ロタは海がよいですから絶対満足していただけると思います。これだけ海が綺麗ですからロタに住みたいなというかたも増えていくのではないかと思います。まずロタに来ていただいた方に楽しんでいただきたいというのが本心です。」と山本さん


山本さんの社会人としての経歴が楽器店から始まったというのは前述した。ダイビングが終わった後に顧客のリクエストに応じてBBQパーティも随時開かれるそうだが、その時、山本さんがギター片手に引き語りをしてくれるそうだ。ロタ島も音楽好きの人が多いので、パーティーがあるとローカルの音楽好きの人もよく集まるという。夜になるとRubinのショップからいつも音楽と笑いが絶えないのはとても羨ましい限りである。また山本さんは知る人ぞ知るベテランサーファーである。このロタ島でもサーフィンクラブを結成しているとか。サーフィンに興味がある方は山本さんに直接質問してみてはいかがであろうか。


「日本にいるときからずっとサーファインをやっておりました。もう30年くらいやっております。今サーフィングクラブをロタでも作っていて、それはボートで引っ張るサーフィンで13人くらい所属しています。ホームページも作ろうかと言っているところです。」と山本さん

リクエストに応じてBBQ大会も開かれるかも?

トローリングに行けば、こんなに大きなお魚が釣れるのだ!




6. 最後に


「うちの母はパーマ屋なんですけれども、母が師事していたのがヘレナルビンシュタインという先生で、母がパーマ屋をオープンする時にその先生から名前をもらってRubinという名称にしたのです。恩人の名前をつけようと。日本でも海外でも全体的にRubinという名称を継承しています。」


Rubinの店作りのコンセプトとして優しさ、思いやり、気配りというものが感じられる。その背景には恩人の名前をオープンする店の名前に使用した山本さんの母譲りの義理がたさから受け継がれているのだろうか。日本の仕事の息抜きに自然を満喫したいという方にロタ島のRubinはおすすめである。今までになかった人と自然のやさしさに触れられる旅になることをお約束する。(ライター:峯山政宏)

Rubinのショップはたくさんのくつろぎの趣向が尽くされているのだ。

お土産にぜひぜひRubinのTシャツをどうぞ!

ダイビング後には山本さんが世界の海の魅力を語ってくれるぞ。

ダイビング後に浴びるシャワーは最高なのです。




7. ダイビングショップRubinへの連絡先


ホームページはこちらをクリック!
電話番号、Fax番号:1-670-532-5353
メールアドレスはこちらをクリック

左から山本さんとスタッフの川田さん

番犬Indyも皆様のご来島を心よりお待ちしております。


8. 参考記事


山脇正俊教授による連載コラム2 : 楽園ロタ島
山脇正俊教授による連載コラム4 : 清水と旨い食物
山脇正俊教授による連載コラム8 : その歴史とコミュニティ

夢ビジョン

地域通貨で島興し計画

みんなで協力して地場特産品で地域外通貨を

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コメント

楽しく読ませて頂きました。私もルビンファンの1人です。
お節介かもしれませんが、、、、
山本さんとスタッフの川田さんと記載ございますが、川田さんでなく奥様の「やっち」さんですよ(笑)

投稿しようか迷いましたが、、、

小林様

こんにちは。本記事を書いた峯山です。貴重な情報ありがとうございました。詳細はまたRubinオーナーの山本さんに直接聞いてみますね。

これからもよろしくお願いいたします。

こんにちは、4月は気候はどうですか?そしてサーフィンはどうでしょう?状況教えてください。
よろしくお願いします。akiyama

akiyamaさん

Rubinの山本さんに直接ご連絡いただけますでしょうか?最近海の状況など詳細にご説明頂けると思います。
Rubinさんの連絡先を記載します。
rubin@pticom.com

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