エコロジストとしてベジタリアンを選択する人がいる。どうやってベジタリアニズムで森林破壊・地球温暖化から水質汚染・砂漠化まで救うのだろうか。牛が地球に悪影響を及ぼしてると考えたことがあるだろうか?ベジタリアンをよく知らない日本人にとっては食肉の害も知らないことが多い。私自身ベジタリアンとなり他のベジタリアンが何故ベジタリアンになったのか気になって調べてからエコなベジを知った。ベジタリアンは地球セイバーとなるのか?肉食の需要がどのように地球をいためつけているのか?
「ベジよ、食糧危機を救え!」
米沢の郷土料理の原点と言われる「かてもの(主食にまぜて炊くものの意で、主食を増量して空腹を癒すことが目的)」は大飢饉の際に領民の飢えを救った。これは魚の干し物なども含めた昔ながらの日本の食生活だが、ベジタリアニズムにふさわしい菜食中心の素食ならぬ粗食で危機を乗り越える上杉鷹山の知恵である。
もちろん江戸時代に「肉食は環境によろしくない!未来のために地球のために肉食 をやめ よう!」と言っているわけではない。それはあくまで現代だからこそ肉食が食糧事情を悪化している。肉食を続けるための飼料の問題である。世界中で輸出入されるので過剰にそれはまるで工業のように食肉が作られている。鶏1KG=作物2KG、豚1KG=作物4kG~、牛1KG=作物10KG~に値すると言われているように動物を育てるためには大量の植物が必要である。飢餓であえぐ人のいる中、裕福な人の食事のために丸々と太らされている動物がいるのである。人口爆発や財政難で発生する飢饉を過剰な肉食を続けることで解決できるはずもない。ベジタリアニズムは作物の栄養を皆でシェアして食肉のために無駄になる作物をなくそうとする。全世界の海洋魚類収穫量の37%、遠洋漁業の捕獲量の54%が家畜の飼料となっているので蛋白源利用方法として効率が悪いという意見を肉食再考委員会というところで見た。基本的に摂りすぎなければ、食べすぎなければ肉食が絶対にダメなこととも言えないのだが、今の好き放題してしまった人間にそんな余裕はない。
Another Inconvenient Truth
by Dan Brook
『肉の生産が地球温暖化を増やすということは知られていない。牛の飼育場では年に何百万トンもの二酸化酸素とメタンを発生されている。"global scorching"と婉曲的に呼ばれる地球温暖化に貢献している。国連の環境プログラムで気候変動には「人間の食事とメタン(強力な温室効果ガス)排出の関連が家畜にある」と肉と地球温暖化のつながりを指しました。「げっぷをしている、腹がふくらんだ家畜は、メタン(強力な温室効果ガス)の世界の年間生産高の16%を発する。」「我々が食べる動物は、人間の活動のものであると考えられることができる全ての二酸化炭素の21%を発する。」、食肉は、直接この環境的に無責任な産業と地球温暖化のひどい兆しに貢献する。』
最近はベジタリアンは金がかかる…肉の方が安いなんてこともあるけれど、その食肉の値段はおかしいのだ。便利さや経済ばかりを優先させることが地球を滅ぼすことにはなってしまわないだろうか?産地で採れるものをコントロールしながら人口バランスも良く食べてる上では問題のない。しかし人口増加によって滅びたイースター島(モアイ)の例もコントロールができずに乱獲し絶滅させてしまうこともある。

人間の数も動物の数もそんなに都合良く調整できるものではない。植物の管理に力を入れ菜食で食糧をコントロールした方がずっと効率的で簡単だ。ベジタリアンになることが異常に難しいことのように考える人が多いが肉食をやめること(控えること)は食糧危機に瀕したり地球が壊れることに比べればずっとずっと簡単なことである。肉が入っているとおいしい食べ物があるように野菜のおいいしい料理もある。ベジタリアン料理がおいしくないことはない。ベジタリアンも食べるのをあきらめたわけじゃないからベジタリアン料理のおいしいものには敏感である。私は最近おいしそうな蕎麦を載せてるベジタリアンのサイトを見た。ベジタリアン料理は胃にも優しい。
「牛が森を食べている」
Another Inconvenient Truth
by Dan Brook
『熱帯雨林は牛の牧草地と牛の餌のための大豆栽培によってとても急速に減らされている。熱帯多雨林の伐採は、地球上の全ての種の90%による信じられないほど生物学的に多様な地域を破壊、そのプロセスによってより多くの温室効果ガスをつくるだけでなく、それらの木が提供する驚くべき利益も減らす。食物と医療の潜在もとであることに加え、生命を支えている酸素を発している間彼らが二酸化炭素(主な温室効果ガス)を吸収することによって我々の空気を濾過するので、熱帯多雨林は「地球の肺」と呼ばれていた。国際森林研究のためのセンターによると、「簡単に言えば、牛牧場主は、ブラジルのアマゾン熱帯多雨林からミンチ肉を作っている。」』
肉食は森林破壊そして砂漠化を招いている。飼育に作物が使われるというだけでなく家畜の放牧には耕地が必要である。インドネシアやブラジルの森林破壊が有名だが、中南米では家畜の放牧のためにアマゾンのような熱帯雨林を破壊している。安い肉やハンバーガー生産には森の犠牲で作られているのだ。人間は1966年から18年間で約100,000k㎡ものアマゾンの森林を失った。その半数近くが大規模牧場開発によるものである。牧場という言葉を聞くと何かほのぼのしたような悪い印象がない。ところが、牧場用に切り開かれた土地は約3年で不毛の地になってしまい土壌は枯渇してしまう。そして価値のなくなった土地を捨て新しい土地へと森林伐採を続けていくのである。一度家畜の放牧に使われた土地は雨に土が流され、水は地中に吸収されず永続的、持続的な利用ができなくなる。洪水が起きたり、砂漠化していくのである。ハンバーガー1個=熱帯雨林5㎡の森林破壊というのは実に怖ろしいことである。私はノンベジの間に果たして何十個のハンバーガーを食べただろう。森林や環境に対して何のコストも支払われていないのがあのハンバーガーの値段の安さだろう。私は明らかに環境に負荷をかけているものにはペナルティとして環境税を課すべきだという環境税には賛成だ。別にノンベジだけが悪いから金を払えと言っているのではなく適正価格でも食べたいのなら食べたらいいのだと思う。私の場合、食べられる牛や豚が可哀想というのではなく不当に安い値段で売買されて貪り食われる動物は哀れだと思う。消費者の一員として「安い!」のは高いよりも好きだが、安ければ何をしてもいいというわけではない。このままでは人間が牛を食べるために牛が地球を食べてしまう。家畜の排泄物が汚染や公害となり地球環境の汚染の原因となっていることもある。もちろん動物自然の排泄物として人間だって出しているけれど問題は工場のようにせっせと育てる家畜の糞尿が産業廃棄物として汚泥に続いて第2位であるということである。畜産も大規模なビジネスとなるととても"牛糞は肥料になる"というようなことは言ってられない。
「フードマイレージ」
地球温暖化は温室効果ガスが原因である。地球温暖化の原因の約20%はメタンガス、メタンガスの約15%が家畜(の排泄物など)だと言われる。二酸化炭素の排出も温暖化に貢献している。言うまでもなく森林破壊している肉食生活では植物が減って二酸化炭素は増えるばかりだ。森林伐採は二酸化炭素と地中のメタン放出して二酸化炭素を吸収させる緑を減らしてしまうのである。二酸化炭素の面では石油をエネルギーとしている限りフードマイレージが大きいものは運輸にも家畜の飼料にもエネルギーを使用する。日本人のいフードマイレージの距離はとっても長い。「地産地消」が望ましいが、まず日本の自給率の無さに日本人に危機感を持って欲しくなった。
| 国名 | 総量 | 国民一人当たり |
| 日本 | 9002億 | 7093 |
| 韓国 | 3171億 | 6637 |
| アメリカ合衆国 | 2958億 | 1051 |
| イギリス | 1879億 | 3195 |
| ドイツ | 1717億 | 2090 |
| フランス | 1044億 | 1738 |
何もオーストラリアやアメリカから一生懸命お肉やパン(小麦等)を買ってハンバーガーを食べなくてもいいんじゃないか?ということが日本人ベジタリアニズムの人々(Pesco Vegetarian等の和食の良さを伝える人も含む)から言われていることがあながち単なるジャンクフード嫌いというわけではないことが判る。特にハンバーガーが攻撃の的になるには単に健康に悪いだけでなく、大きな視点で見ても地球環境によろしくないからである。温暖化が問題となり京都議定書でCO2 emissionを減らすにはどうすればいいのかとかどうのこうのと言われている今、肉食拒否が地球を救うかもしれない。本当はベジタリアンがンフルエンザの心配をするぐらいなら日本人に売るための肉のために行われる森林伐採に抵抗しようということである。自分一人がしたって何にもならないかもしれないけれど何もしないよりは何かした方がいいということだ。1週間のうち1・2日だけでも菜食にすることで自分の心にも身体にも変化が訪れる。行動してみるとしないで文句を言っているときとは違う。世界中の4人に1人が牛を持っている計算になるくらい牛がたくさんいるのは自然なことではない。狂牛病(BSE)になってしまうほど無理矢理に食べるために種付けから屠殺までして育てているという感覚は食肉の生産現場を見ていない人間には想像もつかないだろう。私は以前養豚場で働く家族の家で過ごしたことがあるが屠殺の場面は見ていないし、養豚場へ行くことすらあまり気分のいいものではないと1度だけしか連れて行ってもらえなかった。動物を飼うということは家で犬や猫を飼っているのと食べるために売るために飼っているのではだいぶ違う。
インディアンスタンダード インドのマクドナルド事情
「牛は車よりも怖い」
Cow 'emissions' more damaging to planet than CO2 from cars
『排出量は車からのCo2よりも地球にダメージを与える』と題された記事を読んでみた。
『2006年12月11日 - 国連レポートは、世界中で急速に成長する牛の群を気候、森と野生生物に最も大きな脅威と特定した。それらは酸性雨から、珊瑚礁を破壊すること、川と飲料水を汚染すること、海でデッドゾーンをつくること、そして砂漠を生産することから外来種の導入まで、多数の他の環境犯罪で非難されている。食糧と農業機構(家畜類の長い影と表題される)による400ページのレポートは、羊、鶏、豚と山羊によってされる損傷をまた概説する、しかしほとんどのケースは、世界にいる15億匹の牛に最も責任がある。家畜は、地球温暖化(車、飛行機とまとめられる輸送の他の全て)を引き起こす温室効果ガスの18パーセントに対して責任がある。飼料を発達させて、肉を生産して、それを輸送するために肥料を生産するために燃えている燃料、そして、放牧するために植物をすっきり伐採することで二酸化炭素(最も一般的な温室効果ガス)の全ての放出の9パーセントを生じる。そして、彼らのガスと糞尿は二酸化炭素の20倍速く世界を暖めてしまうメタンを3分の1以上放出するのである。家畜はまた、他の汚染ガス100種以上、アンモニア(酸性雨の主な原因のうちの1つ)含むガスをの世界排出の3分の2以上を発生させている。牧場経営は世界的に「森林伐採の主要な原因」であるとレポートは加えた。そして過度の放牧は全ての牧草地の5分の1を砂漠に変えてしまう。牛はまた膨大な量の水を吸収する。1リットルのミルクを生産するのに驚くべきことに990リットルの水が必要なのである。…(中略)食肉需要のために2050年までに家畜による大量のダメージは2倍以上になるだろう。』
上記のフードマイレージも含めて考えてみると牛が増え続けているだけでも地球を圧迫しているのにその肉を車や飛行機で運んで冷凍・冷蔵庫で冷やして…となると肉食のためのCO2排出やエネルギーの使用はすごい数値となりそうだ。牛肉を食べないともっと牛が増えて困るじゃないかという屁理屈で肉食を支持する人もいるが、積極的に食べればもっともっと加速する。ベジタリアニズムの実践!と言っても今日から世界中のみんなが一気にはじめることはできない。自分で殺してでもお肉だけはどうしてもやめられない、自分が生きている間に地球が滅びないないなら子孫がどうなっても肉を食べ続けたい・・・人もいる。それではどうやって地球へのダメージを食い止めようか?水素化も一つの方法だと思う。できれば水素化もベジタリアニズムもどちらもすることが地球としては嬉しいだろうが。どちらも自分の今までの生活の基礎を変えないといけない。ベジタリアニズムが個人から始まるアクションだとすると水素エネルギーの普及は地域、集団で広がる。一度始まればどちらが早く結果を出すかはわかるだろう。水素化はそれが当たり前のエネルギー源となればエコロジストもそうでない人も水素インフラで生活することになる。水素社会については連山コラムニストによってたくさん書かれている。MASDAR計画も有機ハイドライドによる水素化がすすんでいる証拠だろう。「ベジタリアンは地球を救う」と題したが、ノンベジタリアンが救えないわけではない。言わば水素化等のアクションや発明は誰にでもできるわけではない。地球への貢献の仕方は人それぞれであるがベジタリアニズムで地球環境を救うことは誰にでもできるACT LOCALLY AND PERSONALLYな観点だ。お肉をやめること、ひかえることであなたも立派な地球セイバー!

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