【災害対策】パワーの脱中心化

2007年7月の連休は台風で始まり

現在、地球は急速に温暖化しています。結果として大規模な気候変動が発生しています。アメリカではハリケーン、インド洋世界ではサイクロンの被害が急増しています。太平洋では台風の被害が今後も増加していくでしょう。何も対策をしなければ確率的には当事者意識のない人々から財産を失うでしょう。

2007年7月の連休は地震で終わった

私は活断層の活動期に入った日本の電力システムを脱中心化することを勧めています。しかし、エネルギー政策研究所はオール電化などの集中化を推進しています。この方式は災害時に大きな被害を生み出します。コージェネは大規模な発電システムではなく小型の発電システムを地域や各家庭に設置する事によってインターネットのような電力分散化を実現します。災害が増加するこれからの世界に向いている方式です。問題点となるのは水素エネルギーの安定供給となります。しかし、日本の政治権力は利権構造で当面、身動きが取れないはずです。対策としては知識人による知識を使ったスマートな行動しかありません。

民主政治はどうして衆愚政治化するのか?

政党Aと政党Bがあったとしても教育が均一化し、地域文化がミニ東京化すれば同じ価値観同士の戦いとなります。そうなれば短期的な利益誘導や利権漁り以外の相違点を見つけることができなくなります。早晩、スキャンダルの暴露合戦となってデマゴーグが政治を動かすように変質します。これからの選挙でどの政党を選択しても大局的に大規模な気候変動時代の世界に対するインパクトはほとんどないでしょう。多くの有権者が選挙に行かないのも当然の帰結です。しかし、選挙に行かないことと政治に参加しない事は別です。政治には子供たちの未来がかかっています。大人として放棄する事は許されません。

パワー(権力参加)の脱中心化

1980年代の所得格差が10対1だったのに対して、現在では160倍以上の所得格差があります。つまり、それだけ富裕層と貧困層が増加し嫉妬社会の素地が誕生したという事です。所得の格差社会は知識資本の格差や恋愛資本の格差を生み出しました。これだけの乖離が誕生すれば共同体としての統一的な行動はほぼ不可能になるはずです。選挙というシステムは事実上、一時的に機能停止になったという事です。現在、重要度が増しているのは「知識の柱」と「資本の柱」となります。大規模な気候変動が発生すれば資本家の多くは没落します。工場が水没したりインフレになったり都市がスラム化したりするからです。しかし、富裕層の多くは知的ではない人々や高齢者の比率が高いので未来を察知する力は高くありません。富裕層は弱者の集合体です。それを知らしめるのが彼らの為ですが時間の経過によってホリエモンのようにそれは自然に証明されていくでしょう。彼らは歴史的に勇名を残す事も無く消えていきます。人類の未来の為に最重要となるのは知識層のネットワーク化です。蛸壷化して専門以外の分野を理解できなくなっている状態を電脳ワイヤードによってコネクトすることによって戦略的な力を有するようになります。その時に最も必要なのが「知識の通訳」の存在です。現在の日本ではCyber ULS直轄の『連山』以外には場としては存在していません。読者コラムニストは順次増加していますが、その速度は災害の増加速度に比して緩慢です。戦力は逐次投入ではなく、集中に投入しなければなりません。例え、日本にいる知識人はもどかしく感じても、充分な数の読者コラムニスト(知識の通訳)が揃うまでは持久するのが大切です。持久するにはレオニダス王硫黄島の戦いが参考になるでしょう。『連山』編集部が英語に続きフランス語が中心になったとしてもそれは戦場を移したに過ぎません。日本の政治家には国際政治を行う意思とスキルが不足しています。これは有権者の総意としてそのようになっているのです。日本人の大衆が痛みを感じて陣形を整えるには大規模なエネルギー危機や大災害が必要でしょう。我々は日本人はエネルギー及びパワー(政治権力の参加)の脱中心化をするべきであると表明します。しかし、短期的な願望に支配された日本の大衆にはそれは届かないはずです。しかし、多きな痛みを感じた時には思い出して欲しい。そして、いつかは海を越えて合流して欲しいと考えています。環境対策は世界中で分散的に行う必要があります。グランドストラテジーと国際会議による協調が大切です。その素養を生み出す為には読者コラムニストが必要です。そして、それは逐次投入ではなく、集中投入しなければなりません。それが太平洋戦争で我々が学ばなければならなかった事なのです。また、日本以外の他国の人々がどうなってもいいという考え方だけはしないで下さい。もし、そのような考え方が日本人の多数が持つようになれば日本は世界から捨てられ破滅します。日本は食糧もエネルギーも他国に依存している海洋交易国家です。日本人の大人が子供を教育する時、一番大切なことはこのことです。日本は兵糧攻めをする国ではなく、兵糧攻めをされる国なのです。今の日本には子供のような大人が多過ぎます。

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