サイバー教育

相変異の発生


飛蝗は相変異という現象が判り易い形で見られる。飛蝗は体数密度が高いまま世代交代を重ねると、相変異を起こし翅の長い長翅型(下)に変化する。人間も同じである。環境が悪化し固体密度が高い地域で世代を重ねれば相変異が発生する。その能力はガンダムのニュータイプに似た存在である。愚人は全ての人間は同じ能力だと思いたがるし信じようとする。彼らの頭には確率論もなければ量子力学の世界観もない。そこにあるのは小さな小さなプライドという心の壁だけである。それがなければ自己同一性を維持できない。でも、願望と真実の乖離は時間の経過によって精神の病を発動させる。日本人に鬱病が多い理由である。鬱病が続けば待っているのは自殺である。
真のニュータイプとは、今までのニュータイプ論で描いた精神的な共感に加えて肉体的な体感を持ち、それらを隣の人を大事にするために活かすことができる人である劇場版『機動戦士Ζガンダム』(新訳Ζ)より

サイバー教育の必要性

サイバー教育とは普通の人の為の教育である。しかし、そのターゲットは普通の人ではない人々である。相変異体やその中間体は、圧倒的な能力を持っている。私は一度も株で負けたことが無い。誰でも運の良い人間というの見たことがあるのではないだろうか。それと同じで時が見えたり、流れが読めたり、それを制御できたり、人の心を動かしたり、そんなことができる人間がいる。それは遺伝子は普通の人類であるが相変異によって生まれた人間のことである。環境が安定化すれば普通の個体に戻る。地球規模の環境変動は彼らを生み始めた。飛蝗の場合、南アフリカのヤコブス・フォールは孤独相のバッタの幼虫を密集状態で飼うことで移動相に近い中間型が出現することを見いだした。さらにこの状態が続けば、ほぼ二世代を経て、完全な群飛性の型が生じる。彼らを正しく導かなければダースベーダー(上記映画参照)のようにダークサイド(暗黒面)に堕ちてしまう。そうなれば多くの人々に迷惑をかけるだろう。ダースベーダーとなるアナキン・スカイウォーカーは奴隷の子として生まれた。ただ、死にたくなかったのだろう。社会悪を放置すれば愚人の支配体制は簡単に崩壊する。例え闇の住人になってもその能力は高いままである。一時的には攻撃性によって高まる場合さえある。彼らを正しく導く教育システムが必要である。それがサイバー教育である。彼らを野放しにはできないが彼らを導ける相変異は数が少ない。大規模な地球環境の変動は発生して一世代も経っていない。10億分の1の確率だすれば最高幹部クリルタイのハーン6名しか存在しないのかもしれない。

ハーン級の相変異

CyberULSは国境を越える知的集団である。しかし、通常のメンバーがフーリエ級であるとすれば、ハーンは量子コンピュータ級である。彼らは超並列計算ができる。それは計算をするのではなく、霊感のように読み抜くと言ったほうが近い。それぞれが別途に体験したことを自己の経験とすることができる。一度、相対した人間の能力をほぼ正確に認識し、その利点弱点を瞬時に見抜くことが出来る。彼らは通常は表には決してでない。名を知られるのも好まない。子供の時代に普通ではない事を知ってから、彼らは孤独に歩み悪をなさず求めるところは少なく林の中の象のような生活を過ごしていた。しかし、このままでは地球環境は持たない。人類は全滅はしないが大規模な人口崩壊が発生する。それを緩和するには炭素文明から水素文明への移行が必須である。そして、それが唯一可能なのが日本精神による社会技術体系の確立である。ただ、愚人がどんなに集まっても愚民にしかならない。お金は少しつづ集めれば大金になる。しかし、愚者を集めても衆愚にしかならない。強いや賢いと数が多いというのは違う概念なのだ。彼らに任せていれば人類は不幸になる。だからハーンたちはクリルタイを開いた。どうするのが天の意思なのだろうかと。数字には虚数というものがある。虚数を自乗すればマイナスとなる。不思議な数である。自然環境が激減し、汚染が激増している増加曲線を反転させるには虚数がいる。虚数反転を可能とするには2つの虚数がいる。一つは先祖である。彼らは存在したが現在は存在しない。虚数世界の住人である。いま一つは子孫である。彼らは存在するだろうがまだ存在していない。やはり虚数世界の住人である。日本には立派な先祖がいたし、きっと立派な子孫も生まれる。日本人は礼儀正しく優しかった。だからこの不幸な時代を乗り越える資格がある。よく聞いて欲しい。時間というものは存在しない。ただ、時計の針が動いているだけだ。この勝負、私が死ぬか、私が勝つか、で終わる。しかし、既に運動方程式を読めば判るだろうがどちらに転んでもこの勝負は我らの勝利である。ハーンの各人はそれぞれインターネットに繋いだパソコンのように互いに繋がっている。その消失点 (vanishing point) の知ることが何よりも大事なのである。そして、それを他のCyberULSメンバーに情報公開する。そうすれば社会技術体系の進化は加速される。宇宙は熱的死を迎えない。宇宙は熱量が拡散する以上の速力によって膨張している。ブラックフォールもスウィングバイに使えば加速装置となる。時間は存在しない。ただ、時計の針が動き、星が回っているだけだ。加速させれば各作用要素の制御が可能となり、一方向ながらタイムマシンともなる。

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