【番外】イランと北朝鮮

アーリア人の国

イランとは「アーリア人の国」という意味である。ペルシャ人は古くから自分達をイラン人、つまりアーリア人の国と呼んできた。イスラム復興運動(別名、イスラム原理主義)の国である。スンニ派諸国とは仲が悪くイラン・イラク戦争の時には生物化学兵器をミサイルで打ち合った。次に打ち合うとすれば核兵器ではないかと言われている。中東で最も民主化が進んだ国である。反ユダヤ的スローガンが大きいがイスラエル情報部に近いしい国でもある。イラクが核兵器を開発していた時、イランは破壊を計画するが失敗し、イスラエルに情報を提供してイスラエルが空爆に成功した。イスラエルとスンニ派とシーア派は微妙な関係である。イラク戦争はスンニ派を軍事的に弱体化したが経済的には強化した。イランの軍事権は大統領の行政部門にはなく最高指導者である宗教指導者が統括する。また、大きな特徴としては司法制度の違いがある。また、イランと北朝鮮は密接な軍事外交的な関係を構築している。

最高司法権長は最高指導者によって任じられ、最高裁判所長官および検事総長を任じる。一般法廷が、通常の民事・刑事訴訟を扱い、国家安全保障にかかわる問 題については革命法廷が扱う。革命法廷の判決は確定判決で上訴できない。またイスラーム法学者特別法廷は法学者による犯罪を扱うが、事件に一般人が関与した場合の裁判もこちらで取り扱われる。イスラーム法学者特別法廷は通常の司法体制からは独立し、最高指導者に対して直接に責任を持つ。同法廷の判決も最終 的なもので上訴できない。また人権迫害の法律があるのも問題として人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルなどから非難を浴びており、例として2004年にはレイプ被害を受けた16歳の少女が死刑(絞首刑)に処され(ちなみに加害者は鞭打ちの刑で済んだ)、2005年に同性愛を理由に死刑(石打ち)に処された男性がいる他、パンを盗んだだけで左腕をトラックに轢く刑を執行され左腕が動かなくなった8歳の少年などが存在する。(中略)また、北朝鮮と血盟関係であり、核の連鎖が懸念される核開発問題も現在深刻化している。(中略)イスラエルも態度を硬化させており、2007年1月2日、イスラエルのリーバーマン戦略問題担当相は、新たに国連事務総長となった潘基文に、イランの国連除名を要求する手紙を送った。また、イギリスのタブロイド紙「サンデータイムズ」1月7日号によると、イスラエル軍筋の話として、イラン中部ナタンツのウラン濃縮施設を戦術核兵器で攻撃する計画を作成したと報じ、イスラエルがイランを攻撃する可能性があることを明らかにした。1991年7月に、茨城県つくば市内で筑波大学助教授が刺殺された事件(未解決)についても、イラン政府や政府機関の関与によるテロ、との指摘もある。本件については、悪魔の詩を参照のこと。(中略)イランの人口は20世紀後半に劇的に増加。2006年には7000万人に達した。(中略)イランは2005年現在、世界第4位のブロガー人口を持つ。

苦境のアメリカ軍

現在、イラン情勢は非常に緊迫した状況にある。イラン人はイラク人と一つの川を巡って450年間対立をしてきた。第二次石油ショックはイラン革命が元で発生した。イランの最大の弱点は石油精製所が少なく産油国でありながらガソリンを輸入している点である。ここを叩かれたら当面は彼らは動けないだろう。イラクのアメリカ軍は兵力の3分の1をPMC(民間軍事会社)に依存しているぐらい弱体化している。空軍と海軍の予算を振り向け崩壊しつつある戦線を立て直しているが現地の司令官によればこのままでは1年は持たないだろうと言われている。戦争において最も難しいのは負け戦の撤退戦である。米軍は引くにしても引けない状況となった。日本の自衛隊はギリギリの段階でイラクから撤収できた。しかし、アメリカ軍は毎月1万の兵力を下げるにしても15ヶ月の時間が必要となるだろう。実に気の毒な事である。日本はアメリカの同盟国である。北朝鮮問題で軍事的支援を要請するなら彼らを助ける必要があるだろう。

イラク戦争は失敗したが、ラムズフェルドがいるおかげで、ハイテク兵器の開発費は削られず、イラクでは地上軍だけが消耗し、空軍や海軍はオーバーストレッチにもなっていない。 だが、昨年秋の中間選挙敗北のスケープゴートとしてラムズフェルドが辞めさせられた後、後任の国防長官になったロバート・ゲイツは、軍事産業の代理人ではなく、むしろ隠れ多極主義者の一派であると思われる。というのは、彼が「空軍や海軍の軍事費を削っても、陸軍と海兵隊という地上軍を大増強せねばならない」と言っているからだ。ゲイツは今年2月に「いずれアメリカは、ロシアや中国やイランなど(の内陸型の諸大国)と戦争しなければならなくなるかもしれないので、陸軍の大増強が必要だ」と議会で述べ、関係者を驚かせた。ロシア通のゲイツが、ロシアと戦争するかもしれないと発言するのは、あまりに奇妙だった。(関連記事) その一方で、ゲイツが国防長官になった後、米議会では、ラムズフェルドが推進していたハイテク兵器開発事業が、廃止する事業の対象として検討され始めている。(関連記事) そもそも、私が今回の記事を書くきっかけとなったのは、最近アメリカの軍事専門家たちがいっせいに「米陸軍はオーバーストレッチしているので、大増強が必要だ」と言い出したからなのだが、専門家たちの主張自体、空軍や海軍の予算を削って陸軍に回し、陸軍にさらなる消耗を可能にさせる展開を誘発している。米軍のオーバーストレッチは、海軍や空軍を巻き込み始めている。(関連記事) イラクにおける米軍の消耗と余力の低下は、在日米軍の縮小・撤退というかたちで、すでに日本にも影響を与えている。対米従属を国是とする日本にとって、危険な事態が拡大している。

日本人は今までとは時代が変わった。その事を肝に銘じなければならない。世界のルールが変更になるのだ。経済から生存が優先される時代になる。北朝鮮の核実験はその予兆に過ぎない。アメリカの覇権は急速に低下する。遅くても来年の後半にはそれが表面化するだろう。

海洋国家は大陸国家とは考え方が違う。ナチス・ドイツは典型的なアーリア人の国であり大陸的思考をもった国であった。その思想は交易よりは農業や鉱業、工業を重視する。遊牧民族と農耕民族の違いに良く似ている。日本は自力で海外と交易しその防衛をする必要がある。日本は食糧自給率が低くエネルギーもほどんどを海外に依存しているからだ。核兵器などの軍事力もアメリカ軍に依存している。昔、ローマ帝国が衰退した時、レギオン(軍団)をイングランドから引き上げた。有名なアーサー王物語だ。その時、軍事力の空白を狙ってサクソン人が大陸から渡り、ブリトン人の王であるアーサー王と円卓の騎士と戦った。しかし、王の死後に国は分裂しアングロサクソンの支配が確立した。アングロはイングランド、サクソンはザクセン人(ドイツ人)を意味する。日本はアメリカの衰退に備える準備ができているのだろうか。引きこもりで生きていけるほど世界は甘くはない。そして、準備する時間はそれほどない。何らかの策を持つ人は是非ともコラムを書いてもらいたい。我々は外からの情報は流せるが海外居住者には日本の暗いニュースしか流れてこない。

「アーリア人の生命闘争の基本は土地だ。土地を耕し、それをすべての基礎として、自分たちの活動範囲内で、自分たちの民族の生産力を通じ、まず自分たちの必要を満たす経済を生み出すのである。一方ユダヤ民族は、民族自体が創造的能力に欠けているために、領土的な意味での国家建設を遂行することができない。そこで、自身の存在を支えるものとして、他の民族の業績や創造的活動が必要となってくる。ゆえユダヤは、存在そのものが、他民族の生命の内部に入り込んだ寄生虫的なものとなる。したがってユダヤの生存競争の究極の目標は、生産力の活発な諸民族を奴隷化することとなる。この目標は、古今を通じて現実にユダヤの生存競争を代表してきたものであり、その達成のためにユダヤは、その性格の複合体のなかに隠し持ったあらゆる武器を利用するのである。」(ヒトラー第二の書より)

ユダヤ民族は創造的能力に欠けてはいない。移動民族だっただけだ。真理の一つとして移動する群は移動しない群に常に勝る。機動する群に対しては機動する群をあてる以外に勝ち目は無い。ヒトラーの第三帝国が滅亡したのは必然としてであった。同じくアーリア人の国であるイランも反ユダヤ主義が蔓延している。彼らの行動は世界史に大きな影響を与えるだろう。今回、アーリア人の血盟国は北朝鮮という極東の全体主義の軍事国家だ。歴史は繰り返すのだろうか?

新聞記事

北朝鮮の「マカオ口座」からの送金手続きがストップ 読売新聞

イラン、5月下旬から国内のガソリン値上げ 配給制へ 朝日新聞

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