【戦略1】世直しの時と場所

【戦略1】世直しの時と場所

日本には改革を唱える若者も居れば刹那な快楽を求める若者もいます。どちらも本質的には同じです。前者は冬に種を植えて春に稲刈りを目指しているに等しく、後者は冬に種籾を食べるに斉しいからです。平成十九年五月現在はリフレ期に位置します。今後、インフレ期を経てスタグフレーションとなるでしょう。デフレ期で発生した革新的な思想や技術はリフレ期によって伝播・拡散します。インフレ期にそれらは交代することになります。但し、それは石油高騰→物価上昇→経費削減→景気後退→倒産失業というサイクルを経る事になります。人は不幸なしに時代を超える事はできません。

景気循環の参照コラム

人類最古の農業がいつから始まったかという問題は措くとして、原始人が、温暖期ではなくて、農業がやりにくい寒冷期に農業を開始したことは興味深い。人間は保守的な動物だから、《できるからする》のではなくて、《しなければならないからする》というのが常なのだ。西アジアと東アジア以外の地域でも、農業を寒冷期に開始している。メキシコ北部でかぼちゃが栽培されたり、ニューギニア高地のクック沼地でタロが栽培されたりしたのは、9000年前で、これはボレアル寒冷期にあたる。

知の防衛

この不幸から多少でも逃れる為には人は自分自身を知らなければなりません。

機動力・・・外国語能力、引越し能力、体力、異文化適正能力、人脈
攻撃力・・・提供できるサービスの価格、交渉能力、信用力、容姿
防御力・・・学歴、ブランド、実績、経歴、資産、家柄、理論

機動力のある人は、騎兵です。
攻撃力と防御力のある人は、重装歩兵です。
攻撃力のみの人は、軽装歩兵です。
何もない人は、非武装の民です。

古代から民が貢納を行い、騎兵と歩兵が戦争を行いました。
時代は変わりましたがこの本質に変化はありません。人は社会的動物だからです。
日本の武士は中央政府が機能不全に陥った時に地方の皇族貴族と富裕な武装農民が合体して誕生しました。源平藤橘といわれる存在です。これは日本の文化に深く刻まれた伝統的な歴史です。時代が変わったとしてもこの本質が変わる事は少ないでしょう。騎兵は騎馬武者(上級武士)、重装歩兵は侍(中級武士)、軽装歩兵は足軽(下級武士、武装農民)です。それぞれの武装は自費で調達していました。自立的な防衛の為に自発的に行ったからです。無産階級の小作農は民として年貢を納めていました。酷い領主の場合、敵に情報を流したり落ち武者狩りをしたりして支配者階級の選択をしていましたので必然的に武士と農民とは良い関係を維持し続けました。

算術する革命家


未来へのリスクマネージメント

此度の戦いは、非対称戦争です。マネー戦争であり、テロ戦争であり、エネルギー戦争であり、情報戦争であり、マインドコントロール戦争です。主戦場は現時点では中東産油国です。日本では京の都がこれに値するでしょう。この動乱は世界中にエントロピー拡散します。上流で水質に問題があれば下流域に波及するからです。先ほどの機動力の問題を考えれば騎馬武者が中東域に展開しつつ軽装歩兵が追いつき、重装歩兵が到着すると言うのが流れです。軍隊には、その地域の歴史や風土によって国民軍、封建軍、囚人奴隷軍、傭兵軍、徴兵軍などに別れます。日本の歴史は封建軍と傭兵と徴兵の三種混合でした。今回もその形に収斂していると思われます。

現在、地球環境は劇的に悪化しています。2020年には北極の氷は消滅するという意見もあります。地球温暖化は人々が体感できる水準にまで達しています。薩摩藩や長州藩が明治維新に協力したように日本も地球環境対策に最良の部隊を投入するのが結果的に日本の世直しにおける最も早道であり最も安全で合理的な方法です。現在の主要産業である自動車や電力は二酸化炭素を排泄します。自動車を売れば利益になります。森を作り維持しても一円にもなりませんがそれを燃やしてバイオエタノールを作ればお金になります。この構造が進むと仮定した対策と反転するという両面の対策が何よりも大事となります。

現在の世界はオイルピークに達しました。判り易くいえば100ある石油の内、50を既に使いました。残りは50ですが25を切れば産油国は非産油国に石油を供給しないでしょう。つまり、残りは25だと言う事です。エネルギーは濃縮され、大量にあり、そして,経済的な位置になければ意味がありません。

知識を得て智恵をつけることは、最大のリスク管理です。これに情報ネットワークがあれば必然として生存確率は飛躍的に上昇します。

アメリカ国防総省の気候変動レポート

国内は知の陣地戦

もし対策を進めるなら自動車会社や電力会社、製鉄会社に多額の税金を課して植林や省エネルギー対策、新エネルギー普及を行う必要があります。しかし、これらは全て下記の理由で実施は難しいでしょう。

1. 既存の企業には既に多数の労働者が働いている。彼らは子孫と違い投票権を有している。
2. 既存の企業には資本蓄積があり株主が存在している。富を失う事に富裕層は賛成しない。
3. 人間は保守的で革新的な実験に自分の住む社会を使う事を本質的に嫌う弱い心がある。

国内で改革を唱えるのは堅城に向かい正面から攻撃をかけるのと同じです。
決して賢明な方法とは言えず効果は小さく費用は大きくかかるでしょう。
そして時間と労力と信用実績の損害は二度と取り返せなくなります。

神武天皇は日向から奈良盆地を攻めるのに大阪からではなく熊野~吉野経由で攻撃をしました。
偉大な政治家であり武将であった我らの先祖です。直接的に攻撃をかけるのは愚将です。
先人に笑われないように戦略的な作戦を立案して、遂行しなければなりません。

世直しの運動戦は海外

もし内燃機関自動車を禁止したいならそれらを作っていない国を戦場に選ぶ必要があります。燃料電池車のノウハウや新型エネルギーはそこでこそ反対勢力に妨害される事無く実施する事ができるからです。結果として、『変化を嫌った環境破壊型企業経営者、労働者、その企業の株主』は破滅する事になるでしょう。大英帝国は戦艦に固執し、航空母艦による機動艦隊への転換が遅れました。それゆえに世界の覇権をアメリカに奪われました。日本は国境を越える若い人材を主戦場である中近東及び人口の希薄な南洋地域に開進するべきです。エネルギー密度が高ければ人口密度の高い都市も維持できます。然しながらエネルギー密度が低ければ低い人口密度しか維持できません。社会体系は脱中心化していくでしょう。力のある人々は風力発電やマイクロ水力発電、家庭用燃料電池コジュネを配備します。それらに最も必要なのは知識と情報ですが捏造隠蔽が仕事のマスメディアがそれらを人々に提供する事はほとんど無いでしょう。その絶対数が余りに少なくパニックとなるからです。自分達が選んだ政治家や自分が購入した商品の宣伝費で運営されるマスメディアで自分達が騙され続ける気持ちというのはソビエト連邦の国民に等しいものがあります。子供はその親の哀れな姿を見て育ちます。

デンマーク国内電力の16%をまかなう風力発電 環境先進国として、また風車の国としてもイメージが確立されつつあるデンマークは、「今後20~30年間で風力発電の割合を50%までに引き上げる」というビジョンを掲げています。かつては、100%石油に頼っていたデンマークが、今では国内電力の16%をまかなうまでに至った理由はいったい何なのでしょうか? また、どうして風力で発電しようという発想に至ったのか・・・その秘密を「ミドルグリン」プロジェクトを成功させたニールス・ロンドさんに聞いてみました。(略)現在、デンマーク国内の風車は6000機を越える数になり、世界一の風車大国になりましたが、そのうちの5700機が個人所有によるもので、政府が推進しているから増えたわけではありません。この中には、企業も含まれているのですが、公共のものはたった5%です。

情報社会の民とマネーの分散化

朝日新聞平成19年5月9日第一面より

2007年5月13日現在、amazonによる販売額は¥164,992で『連山』への紹介料金 ¥6,624です。『連山』のボランティアコラムニストは知の軽装歩兵です。ブランド力は低いですが必ずしも智恵である攻撃力が低くはありません。学習によって付けた知識ではなく体験によって得た知識は時として大きな力を発揮します。ボランティアという英語は志願兵という意味です。愚か者はこの100里の道を歩いた人の価値が理解できません。明日より1000里歩く人より、昨日1里を歩いた人の方が立派なのです。志願兵である無償でコラムを書いて頂いている人々に近くこれらをamazonギフト券として分配します。現在のボランティアは橘みゆき、原亨、久道悠々、川崎たけし、木村あきらです。初回と年度末に戦利品の分配を行います。それらは公開していく予定です。累計主義を取るので先行者の利得はかなり大きいでしょう。情報社会の民は自分の所属する社会を選択することができます。選択することによって逆に選択されます。環境を破壊する事に望めば、それらをする企業の株を買えばいいし、知識社会を支援したいのであるならば『連山』でコラムを読んだり、書籍を購入すればよいのです。今後、Cyber ULSによるグローバルな計画を『連山』は公開していきます。読者コラムニストが増加していけば彼らに情報を提供し彼らに文章を書いて頂く予定です。水素兌換であるサイバーキャッシュが実用段階になった時、増加した知の志願兵は実績の歴史というブランド力と熟読と執筆の経験それによる戦利品を確保できうるファランクスを形成するでしょう。その為には最低限2年の経験を必要とします。千里の道も一歩から、敵は何処にもいません。自分の中にいるのが本当の敵です。昨日の自分より今日の自分が強く美しく正しくあれば人は自分をより好きになります。明日の自分が楽しみになれば人は幸せに毎日を過ごす事ができます。その集団は世界を正しい方向へと導いていく事でしょう。逆に、楽を求める事のみを与え続けるマスメディアの専制体制は2020年には音をたてて崩れていくはずです。自分自身が広めた毒によって視聴者を土台から破壊するからです。愚かで貧しく凶暴な群集を生み出した罪は深いのです。依存心が強く誰かから与えられる事のみを当然として自分では何もしない。これらは情報社会の人間とは決して共存できない家畜としての人間です。人は自由な精神を持ち高い志を持たなければなりません。それは騎兵としてでも良いし、歩兵としてでも良い。また、知識を得る民としてでも、彼らを支える百姓としても、それは十分に評価される事なのです。

楽を求める腐敗した心は拡散します。親が汚染されれば子供が汚染されます。1%繁殖率が下落するか、1%死亡率が上昇するだけで指数関数グラフを形成します。判り易くいえば1000年後には興行型(工業型)社会の群集は滅びているでしょう。環境が激変すればその違いは更に早く証明されます。

汚染とは何か

関連コラム

BAKA層の選挙戦略

ボランティア募集(知の志願兵)

情報社会の年貢

これらは将来に向けてのサイバーキャッシュの実験です。 得られた戦利品はボランティアのコラムニスト(知の志願兵)に分配します。 知の百姓となり、知の志願兵を支える希望者は下記より参加してください。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cyberuls.com/blog/mt-tb.cgi/693

コメントする