アメリカの覇権が崩壊した
世界最強のアメリカが債務不履行に陥るはずがない、と多くの人は考えるだろう。だが最近まで、ムーディーズが米国債の格下げに言及すること自体、あり得ない話だった。ブッシュ政権が隠れ多極主義の戦略を採っているのなら、米国債の債務不履行まで事態を悪化させていくことを狙っているはずだ。来年1月までのブッシュの任期中か、もしくは次の政権になってから最悪の事態が不可避的に訪れるような仕掛けが、来年度予算のまやかしの裏に設定されていると疑われる。
多くの日本人が江戸幕府は崩壊しないし、大日本帝国も消滅しないと考えていた。私の一族はその所属する体系が崩壊する事を約15年ほど前に終わりを感じていた。始まりがあるものは必ず終わりがある。それは企業のように短い組織から国家のように寿命が長いものまで千差万別であるが必ず終わりの日は来る。江戸幕府の場合、新撰組は農民出身だから幕藩体制と西洋列強の力の差を考えることなく江戸幕府の問題を認識する事が出来なかった。しかし、有能な武士ほど脱藩したり藩政改革を行って明治維新を行った。脱藩した藩士も実はそれぞれの故郷とは連絡を取り合っていた。戦艦大和は日本海軍の中心的存在であった。資本主義の中心はアメリカ合衆国である。それも今年の11月下旬から轟音を響かせて終わりの鐘を打ち鳴らすだろう。
技術体系の優勢を失ったアメリカ
アメリカのヘゲモニーが終焉を迎えたかどうかを論じる前に、そもそも覇権国の条件は何なのかを考えなければならない。トッドは、人口や工業生産高や天然資源が多い国を大国と考え、覇権国を最大の大国と考えているようだが、これらは覇権国であるための必要条件でもなければ、十分条件でもない。 トッドは、人口学者らしく、人口を重視するのだが、アメリカ以前の覇権国、すなわち、スペイン、オランダ、イギリスは、人口大国だっただろうか。国内でも、支配者階級は、決して社会の多数派ではなく、むしろ少数派であることが普通である。元や清の場合、支配民族が、被支配民族の漢民族と比べて、無視できるほど少なかったが、その治世は長く続いた。工業生産高は、人口と比べれば、重要なファクターではあるが、工業生産高がたんに量的に大きいだけでは、覇権国にはなれない。重要なことは、その時代の最も重要で先端的な産業で主導権を握っているかどうかなのだ。大航海時代に最も重要であった産業は繊維産業だった。スペインは、毛織物工業のおかげで「太陽の没することのない帝国」を築いたが、プロテスタントの抑圧が原因で、オランダが独立し、国内の毛織物工業が衰退して、没落した。スペインに代わって、オランダが毛織物工業を武器に世界の貿易を支配したが、イギリスが、産業革命による綿織物の大量生産に成功して、世界の支配者となった。そのイギリスも、重工業化の波に乗り遅れたために、二度の世界大戦で勝利したにもかかわらず、急速に没落した。そして、イギリスに代わって、世界の覇者となったのは、世界で最初にモータリゼーションに成功したアメリカである。今でもアメリカは、情報工学や遺伝工学といった、最も重要で先端的な産業の基幹技術を握っている。コンピュターの頭脳ともいうべきCPUでは、アメリカが主導権を握り、他の国は、より重要でないDRAMを作るとか、OSをはじめとする基幹ソフトは、アメリカがデファクトスタンダードを握り、他の国は派生的で泡沫的なソフトを作るといったぐあいに、量では測ることのできない、質的な差異がアメリカとそれ以外の国にある。最後に、天然資源であるが、これも覇権国になるための条件では全くない。毛織物、綿織物、鉄道、自動車、情報機器といった、各時代の花形産業の原料を提供した国ほど、覇権国から縁遠い国はない。トッドが次のように言って、ロシアを持ち上げることに首をかしげるのは、私だけではないだろう。ロシアの石油生産、とりわけガスの生産は、エネルギーの面でロシアを世界的行為者に押し上げる底のものなのだ。それにその広大な国土は膨大な量のその他の天然資源を保証していることを忘れてはならない。[エマニュエル トッド:帝国以後―アメリカ・システムの崩壊, p.217]なるほど、石油危機のとき、OPECが注目されたことはあった。しかし産油国は、当時、豊富な資金を手にしたが、世界を支配するだけの知的資源を持たなかった。世界を支配するには、富・知・力の三つにおいて、他の国に対して優位に立たなければならない。そして、その中で一番重要なのは知的支配であろう。先端的な産業の分野で、アメリカを凌駕する国が現れれば、その時アメリカは覇権国の座から降りることになるだろう。

出典:読売新聞(排水処理進まぬ中国農村、昔の日本の低コスト処理導入へ)
アメリカが誇った最先端の情報工学や遺伝工学は、地球の多くの人々は既に必要としていない。化学肥料や大型のトラクターや航空機に依存する石油漬けの農業も石油価格の高騰で必要とされなくなった。巨大な軍事力も大量の核兵器も人類には必要ない。真に人類に必要なのは有機栽培農法やローテクによる廃水処理などの環境技術です。特に脱中心型農法として有望な節水物質であるBRプロジェクトにはアメリカは参加していない。新エネルギー体系であるハイパーハイドライドやバイオハイドライドにおいてアメリカ単独では意味をなさない。世界のシステムは、中心型システムから脱中心型に移行した。今の世界はもうアメリカを必要としていない。だから覇権も崩壊した。それだけです。
”どんな天才でも一人では、世界を変えることはできない”
それが悲しい事なのか、素晴らしいことなのか、その認識によってその人の価値も決まります。「生きていればやり直すチャンスはある」だから最後まで諦めないで欲しい。既に勝敗は決しました。我らの勝ちです。そして、それは人類の勝利です。既に多くのアメリカ人はそれに気づいています。大日本帝国の崩壊は大空襲に見舞われた東京や大阪、原子爆弾を落とされた広島長崎の人々には時間の問題と考えられていました。しかし、最後まで気づかなかったのは満蒙開拓団の人々です。歴史は同じ事を繰り返します。アメリカの覇権崩壊にまだ気づいていないのは日本にいるアメリカ人とその走狗となった日本人です。
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小さな苗木
臆病で卑怯な愚者と愚民が自己破滅します。何も行動しないという選択をした事によって選択されるからです。その後、生き残った人は小さな苗木を植えるでしょう。地球は再び緑の星となります。一度目は明智光秀に阻止され、二度目は日露戦争の被害が癒えぬ前に太平洋戦争が始まり潰えました。今回、失敗すれば今の形の人類は次の形には進めなかったでしょう。精神感応力がある人はただ静かに自分がするべき事を粛々と執り行って下さい。数がかなり減りましたが残った敵の多くも悪人ではなく、単に心が傷ついた魂の弱い人です。人は真実を知る時、やり直す勇気があるかで人生は別れます。彼らはそれぞれ選択する事によって選択されるでしょう。但し、もう大局は動きません。
追記 日本人の為に作った連山ですがそれ以外の人々が多く読んでいる事に一番驚きました。

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