急上昇する炭素系ガスの排出量
2004年時点でアメリカ、中国、EU、ロシアの順でCO2排出量が多い
2006年時点で国別のCO2排出量割合に違いは見られない
温家宝首相が5月30日に開いた会議で「経済の持続的な発展の枠組みの中で対応する」と排出量削減義務に消極的意見を示していた中国は、2006年度の二酸化炭素(CO2)排出量がアメリカを抜いて世界1位となった事が明らかになった。
【ブリュッセル共同】オランダの研究機関「オランダ環境評価機関」(MNP)は20日までに、06年の中国の二酸化炭素(CO2)排出量が初めて米国を抜き、世界1位になったとの推計を発表した。今後、中国に温室効果ガスの排出削減を求める国際的な圧力が一層高まりそうだ。 MNPの発表によると、06年に中国のCO2排出量は年間8・4%増加して62億トンとなり、同1・4%減少して58億トンにとどまった米国を逆転した。世界のCO2排出量は2・6%増加した。ただ1人当たりの排出量では、中国は米国の4分の1、英国の半分という。 MNPは各国の石油など化石燃料の消費量の推移や、セメント製造過程で発生するCO2の量などを基にして推計。中国が世界一になったのは、経済の急成長を背景とした石炭使用量の急増やセメント生産の拡大が主な原因と分析している。
IEAのWorld Energy Outlook2006を見るとアメリカを抜き、2015年を越えた辺りにOECDをも越えている事が分かる。
[国際エネルギー機関:IEA「World Energy Outlook2006」]
地球環境問題は国境を越えるが、過去の日本を見ているかのような隣国の状態。急速な経済発展と共に排出される温室効果ガス。排出量の上昇傾向はいつ横ばいに、そして下降し始めるのであろうか。
