ページ数は少ないはずなのにファイル容量が異様に大きい。ファイルを開くにも印刷するにも時間がかかる。何方もこんな苛立ちをおぼえた事は有るのではないでしょうか。何度か取り上げているショートカットシリーズですが、今回はWordに貼り付けられた画像データ操作についてです。常識となっている方も多いかと思いますが、容量を軽くする為に便利な手法やショートカットをいくつか抜粋し順を追って使用例を紹介します。
#OSはwindowsXPprofessional、Office製品はword2000を使用して作成しています
今回取り上げるショートカットキー一覧
| Alt + E → S | 形式を選択して貼り付け |
| Ctrl + Shift + F9 | フィールドのリンクの解除 (図の形式に変更) |
※その他多数存在します。
ショートカットキー使用例
それではショートカットキーを使用してみましょう。
■サンプルファイルを作成しながらファイル容量の変化を見る■
1.適当な画像を画像編集ソフトで開きコピー
※画像編集ソフトは何でも構いません。使用する画像は容量の大きいファイルを使うと結果が分かり易いです。
2.Wordを立ち上げ貼り付け
3.保存しファイル容量を確認
※私が試したサンプルファイル容量は229KBでした。
4.再び1.で使用した画像をコピーし、新しくWordを立ち上げ、【Alt + E → S】で形式を選択して貼り付けウィンドウで”図”を選択し「OK」を押下
5.先ほどと違うファイル名で保存しファイル容量を確認
※私が試したサンプルファイル容量は51.5KBでした。貼り付け方法を変えるだけでファイル容量が4分の1に減った事が分かります。
※4.で行なった操作の代わりに既に貼り付けられた画像を選択した状態で【Ctrl + Shift + F9】を押下する事で簡単に図の形式に変換できます。
※【Ctrl + Shift + F9】を押下後、画像は見た目に変化ありませんがWord画面左下のという表示が消えている事で判断できます。
※当然元から図の形式で張り付けられた画像の容量は減りません。画像を選択した際に画面左下の表示を確認しましょう。
※非常に簡単な操作で変換できる為、今後更新したり印刷する必要のあるファイルは実施すると良いかと考えます
※オブジェクト形式のメリットはWord内の画像編集が直接行なえる点です。稀なケースではありますが、頻繁に画像を修正するような用途で使用されるWordファイルは図の形式に変更しない方が良いです。
※Word2002以降は図の圧縮を使用しても良いかと思います。
元の画像ファイルを加工
上記方法で軽量化できない場合はWord添付前の画像データを軽くして貼り付け直す方法もあります。
以下に画像ファイル別にWordに貼り付けた場合のファイル容量比較をまとめました。
| 画像種類 |
画像ファイル |
Word貼り付け |
Word貼り付け (図の形式) |
|---|---|---|---|
| 24ビット色bmp | 508KB | 576KB | 71KB |
| 256色bmp | 170KB | 200KB | 35KB |
| 16色bmp | 85KB | 104KB | 26KB |
| jpeg | 40KB | 170KB | 177KB |
※元の画像ファイルの解像度(543×319ピクセル)は変化させず色数や拡張子のみを変更して実施
※24ビット色bmpファイルを256色bmp、16色bmpとjpegファイルに変更後Wordへ貼り付け
見慣れたbmpファイルも24ビット(16,777,216)色→256色→16色で徐々に容量に開きが出てきます。また拡張子を変更(bmp→jpeg)しても軽くなります。色数を少なくすると画像は荒くなりますので適当に調整しましょう。デルタルカメラ写真は資料に貼り付けるには画素数が大きい事があるので最適な大きさに縮小(1600×1200ピクセル→640×480ピクセル等)すると良いです。
色数や拡張子の変更はwindows標準のペイントでも可能です。
最後に
上記で取上げた軽量化はWordに限らずExcelやPowerPoint等でも利用できます。WindowsXPやWindowsVista等搭載している高スペックPC上で操作する分には数メガのファイル容量の違いは気にならないかと思いますが、web経由で使用する事が多くなってきた現在、ファイル作成時にひと手間加えて軽い資料を作る癖をつけておくと良いかもしれません。
Wordトレーニング
<Wordショートカットキー(Microsoft)>
<関連コラム>
ショートカット利用:マウスジェスチャー(MouseGesture)

コメント
最近、見つけた技ですが、
Excelで作ったグラフをPowerPointに貼り付けると、データーを引きずって重たいファイルになりますが、編集(E)-Officeクリップボード(B)で、クリップボードを表示させ、その中にある図をクリックすると、拡張メタファイル形式で図として貼り付けられるのか、ファイルサイズが大きくならずに済みます。
しかみ、Office2003なら24個までコピーをストックできるので、たくさん図を貼り付けたいときは、特に便利です。
この方法はどうでしょう?
Posted by あう at 2007年8月 9日 00:15
あう様
情報有難う御座います。
手元のPowerPoint2000 SR-1で検証しましたが、
Excelグラフはグラフ元データ量で結果が変わりました。
<5行×2列のExcelグラフ>
0.コピー&ペーストで貼り付け:17.0kb
1.クリップボードで貼り付け :17.0kb
2.Excelグラフオブジェクト :17.0kb
3.ピクチャ :28.5kb(21kb)
4.ピクチャ(拡張メタファイル):29.0kb(21kb)
<50行×20列のExcelグラフ>
0.コピー&ペーストで貼り付け:65kb
1.クリップボードで貼り付け :61kb
2.Excelグラフオブジェクト :65kb
3.ピクチャ :38kb(113kb)
4.ピクチャ(拡張メタファイル):51kb(113kb)
<100行×100列のExcelグラフ>
0.コピー&ペーストで貼り付け:335kb
1.クリップボードで貼り付け :315kb
2.Excelグラフオブジェクト :311kb
3.ピクチャ :131kb(743kb)
4.ピクチャ(拡張メタファイル):216kb(218kb)
※2.3.4.は”形式を選択して貼り付け”後の操作
※括弧はoffice描写オブジェクトへ変換後
Posted by 斉藤秀明 at 2007年8月10日 11:03