2001年炭疽菌事件の当事者が自殺?

炭疽菌事件の容疑者(?)が自殺した

 炭疽菌テロ事件は、2001年9月11日の同時多発テロに続いて、アメリカを震撼とさせた事件でした。それで何人も亡くなりました。不幸の手紙を地でいっているというのが当時の感想です。炭疽菌(白い粉)が入った郵便物が複数の場所に送られたこともあり、模倣犯が続出して、白い粉として小麦粉を使った事例が多かったように覚えています。そんな事件でしたが、FBIがその後も捜査を続けていて、この人ではないかと絞り込んだ人が、タイミングよく自殺したそうです。

【ワシントン=宮崎健雄】 米ロサンゼルス・タイムズ紙などは1日、米同時テロ直後の2001年秋、米議員事務所などに炭疽(たんそ)菌入りの封書が送られ、5人が死亡した事件で、連邦捜査局(FBI)が近く訴追する予定だった科学者が自殺したと報じた。 この科学者は、メリーランド州フォート・デトリックの陸軍感染症医学研究所で勤務していたブルース・アイビンス氏(62)。7月29日、薬物の大量摂取で死亡した。 アイビンス氏は炭疽菌治療研究の第一人者で、事件当時、FBIにも協力していた。捜査当局は、治療法の研究の一環として事件を起こしたとみているという。 同研究所は、生物・化学兵器の研究施設として知られ、早くから複数の関係者が捜査対象となっていた。

 アイビンスさんは炭疽菌研究の第一人者だといいますから、多くの秘密を知る立場だったといえます。事件の当事者だとすると、なぜ炭疽菌入り郵便物を送ったのか、動機が不明です。資金提供者なり、ある組織からの指示に従っただけなのかもしれませんが、裁判なり供述により真相を暴露されると困る方の指示なのでしょうか? けっこう、似たようなケースが多いので、今回もそういうことなのかもしれません。秘密を知っている人が突然、飛行機事故や交通事故を起こして死亡したり、自殺したり、心を病んで精神病院に入院したまま亡くなるというのは、ありふれたケースです。都合の悪い人を抹殺する方法としては、陳腐な方法なのですが、有効だから多用され、多用されるから陳腐になります。

アメリカの炭疽菌テロ事件
 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の発生に続いて、複数の場所に炭疽菌芽胞入りの郵便物が送付されるという生物テロが発生した。この事件は9月27日に発覚し、最終的に皮膚炭疽12名、肺炭疽11名の被害者を出した。炭疽菌は侵略戦争などで使用する場合、半永久的な芽胞の残存や使用者自身の安全面などに問題があるものの、いわゆる「自爆テロ」ではこのような問題点を無視して使われる危険性があることが、現実に被害を伴う形で再認識される結果になった。この事件直後には、アメリカ国内のみならず、世界各国で「白い粉」に対する一種のパニック状態になり、日本においても郵便物の配達・開封のさいには厳重な注意が呼びかけられた。白い粉を用いた悪戯をする者なども世界各地で現れた。またこの事件後、炭疽菌をはじめとする危険な病原体の研究を問題視する風潮も高まり、主要な科学雑誌でもテロへの応用可能な論文を公表すべきかどうかの議論が行われるなどの社会的な動きが生まれた。
出展:炭疽菌 (Wikipedia) アメリカの炭疽菌テロ事件の記述 

 炭疽菌テロ事件って、どんなのだったかと思い、Wikipediaで調べてみたら、こんな事件でした。長期に渡って大騒ぎしていた割りには、犠牲者は少なかったのですね。

橘みゆき 拝


【関連HP】
炭疽菌 (Wikipedia)