借金大国の日本とアメリカ

借金大国、日本

まず、日本の借金はいくらか? 2006年12月25日、財務省より 国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(平成18年9月末現在) が発表されました。国債及び借入金現在高は、828兆円に達しています。これに地方自治体の借金を加えると1000兆円を超えてしまい、日本のGDPが500兆円だとして2年分にあたります。ネット上で公開されている「日本の借金時計」はいくつかあります。それぞれリアルタイムに借金の額がどんどん増えているのを目の当たりにできます。いくつか紹介いたします。
(1) リアルタイム財政赤字カウンター
(2) 日本の借金時計(財部誠一さんのHP)
(3) 日本の借金時計(私の雑記帳)筆者のHPではなく、このタイトルのHPです。このHPには、全国都道府県の借金時計というページもありますので、こちらも併せて見てください。

歴史を振り返ると、この水準に達した国は経済破綻を避けられませんでした。国民や臣民は大変苦労しました。GDPの2倍以上の借金を抱えた国は、戦争による出費が原因でした。日本は平和なのにも関わらず、これ程の借金を抱えてしまいました。これは史上初の出来事です。日本がどのような形になるにせよ、20年も経過すればなんらかの結論を見出し、国の乱れも終わっているでしょう。2025年頃には日本がなぜ破綻したのかというテーマで多くの論文が書かれ、今は隠されている真実という代物を見出せるかもしれません。
金利払いを免除してもらって元本のみを返済するとしても、もはや100年単位でさえ返済できるレベルを超えており、デフォルトしてチャラにするか、インフレで価値を減らすか、これ位しか選択肢がありません。

借金大国、アメリカ

日本の借金時計をネットで検索していたら、アメリカの財政赤字のリアルタイムカウンタ もありました。現時点で8兆6千億ドルですから、1ドル=120円の多少円安のレートで換算すると、こちらも1000兆円を超えます。ですが、アメリカのGDPは日本の2倍ありますので、借金の負担は日本の半分です。日本よりはマシですが、ドルの暴落は世界中に影響するため、多くの国から懸念されています。アメリカの場合、軍事力を背景にして、自国の借金を日本を始めとする他国に押し付けることもできます。アメリカの方がまだましというのが現状です。極東や中東で同時に戦争が発生し、戦争を続けるために多額の財政支出が必要になれば、日米同時破綻という可能性も出てきますが、順当に行けば日本が先に破綻して、アメリカがとばっちりを受ける形となるでしょう。

不兌換紙幣と兌換紙幣の共存

1971年8月のニクソンショック以降、ドルはGOLDに兌換できなくなりました。以後、紙幣は不兌換紙幣となったため、発行元の信用だけで取引されるようになりました。言い換えれば、発行元の信用がなくなれば、だたの紙にしかすぎません。ヒトラーが登場する前のドイツ(ワイマール共和国)を襲ったハイパーインフレのように、乳母車に山積みした紙幣でパンを買ったり、燃料の木炭を買おうとしたら、高すぎて買えず、札束を燃やしたという話が今に伝わっています。日本円なりドルなり破綻してしまった通貨は、額面ではなく札束の重さで取引されてしまいます。
世界中で経済が混乱したとき、災害時に非常食を食べるように、GOLDを使って取引するケースもありえます。ですが、世界経済の規模に対してGOLDは足りず、金本位制度を復活することはできません。兌換紙幣を求めるニーズが強い場合、GOLD・石油を含む資源・食料を組み合わせ、商品バスケットの枠組みを作って、これと兌換しようとする試みをするかもしれません。紙幣の向こう側にある信用をつなぎとめるのに何かが必要です。国家の信用では不足する場合、かつての金や銀など具体的なモノを使う必要があります。インターネットで使われているWEBマネーやポイントカード、地域通貨、クレジットカードと連携したマイレージなどが多くのものが私たちのまわりにあります。これらを活用する方法もあります。商品バスケットを何種類か用意して、それぞれ仮想通貨を作ると、フードクレジットやオイルクレジット、ウォータークレジットなど多くの通貨が誕生します。今の為替相場で多くの通貨が交換されているのと同様に新しい仕組みの通貨が円ドルユーロを始めとする既存の通貨と共存していくこととなります。世界経済が混乱するだろうという未来予測のもとで、新しい通貨の仕組みを産み出すことが中東で進んでいます。ほとんど日本のマスコミに出てこないが、中東で通貨統合をしようとしていて、参加国の反対で遅れたというニュースのみ伝わってきました。なぜ反対したのかというと、ドルに連動するのはイヤだという深刻な理由だそうです。では何に連動すれば良いのだろうか?

橘みゆき 拝

参照

沖縄経済とB円

パラオ共和国(ベラウ共和国)

ロシアアジア通貨危機

コメント

10年後、20年後の日本やアメリカはどうなっていますでしょうか。

エコーさん、こんばんは。
少子高齢化が進む日本ですが、アメリカも日本に10年遅れて
ベビーブーマーが退職するため、高齢化社会を迎えます。
アメリカの場合は、世界中から移民を受け入れてますし、赤ん坊
もそれなりに産まれているため、日本よりは高齢者の割合を
抑えることが可能です。
ここまでは人口比率から観た、あまり外れない未来です。
昨日、今日、明日が全く同じ日でのんびりすごせるのは、平和な
ひと時(戦争と戦争の狭間)くらいなものです。歴史のページを
めくると多くの国が消滅し、多くの人が死んだりしますが、生き
残る人がいました。今も昔も、結果は別として、歴史の断層を
渡ってきました。混乱する世の中を生き延びるためのヒントは
歴史の中にあります。先人達の決断から多くの教訓を学ぶ
ことは、決して無駄にはならないでしょう。
日本は極東の老人国としてほそぼそと生き、アメリカは大草原
の小さな家みたいに、大陸に引きこもるという未来もあり得えます。
そうなると、応仁の乱みたいに群雄割拠して、強い者が正しい
という世の中になってしまうでしょう。
衰退するシーパワー国を放置し、力を強めるランドパワー国
同士で争いを続ける未来という可能性もあるでしょう。
いろんな未来を想定し、将来の子供達にとって、よりマシな
未来を創るのが、今を生きる私達の役割だと思います。