武人・知識人・富裕者による各時代の特徴

武人の時代、知識人の時代、富裕者の時代。それぞれの時代は、人間の成長と同様、「誕生」→「少年期」→「青年期」→「壮年期/成熟期」→「老年期/衰退期」→「死」の段階を踏みます。

人間の一生

各時代を支配する階級の影響力もまた、時間と共に変化します。下図は、社会循環の概念を表す重要な図です。「武人の時代」→「知識人の時代」→「富裕者の時代」→「社会革命」→再び「武人の時代」というふうに社会を支配する階級が循環します。

社会循環の法則図

武人の時代、知識人の時代、富裕者の時代について、特徴を下図にまとめます。

武人、知識人、富裕者における各時代の特徴

富裕者による時代の末期、社会はどのようになるのか? 現在のアメリカが抱える問題点を列挙すると、だいたい網羅できます。

富裕者時代末期に見られる社会現象

富裕者の時代、支配者である富裕者達が腐敗し堕落すると、お金が全てという価値観が蔓延します。富裕者はさらに富を増やそうと行動します。政治家を通じて、自分達の税金を減らすための財源を確保するために、中産階級や労働者の税金を増やす法案を通そうとしたり、便宜を図ったりします。武人や知識人、労働者達の給料が下落し、一部の富裕者に富が集中し、社会に不満が蓄積されていきます。労働者達は、ある段階までは我慢するのですが、食うに困る状況が続くと、暴動が多発するようになり、富裕者の時代は終わりを迎えます。社会は乱れ、混乱しますが、強力な武力と人々の支持を背景に、武人の時代が到来すると、法と秩序が回復し、社会はドラスティックに変革します。ラビ・バトラさんの著書「新たな黄金時代」の副題は「腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む」なのですが、これは社会循環により、近い将来、社会は大変動を迎え、腐敗した富裕者時代が終わり、困難な時代が来るが、これは来たるべく武人の時代を迎えるための苦しみだから、希望を持って、新しい時代を生み出していきましょうという気概を示したといえます。

橘みゆき 拝


【参考文献】



新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む ラビ・バトラ (著)


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