笛吹き男に騙された人々

ハーメルンの笛吹き男は、グリム童話などに多くの物語に登場します。ドイツに伝わる民話がベースとなっています。1行で書くと、ハーメルンの子供達が、笛を吹く男の後を追いかけて、街からいなくなってしまった。という話です。子供達は川で溺れたとか、洞窟の中に入って戻ってこなかったとか、そういう結末を迎えます。よほど魅力的な曲だったのでしょう。新興宗教にはまる人、ねずみ講や詐欺にひっかかる人は、どこか笛を吹いている男を追いかける子供達の姿とどこか似ています。昨年のライブドア事件以降、JASDAQやヘラクレスに上場している会社の株が乱高下する中、そこそこ利益を上げていた個人投資家が、市場の変化についていけず、大損して株式投資から撤退を余儀なくされたという話も、風のウワサで聞きます。儲かると思って一生懸命仕事をしていたのに、はしごを外されて、動きがとれなくなってしまったという人達は、ホリエモンの事件あたりからTVにどんどん出ています。時代の寵児としてチヤホヤされている時、魅力的な笛に踊らされた人も多いでしょう。現代のハーメルンの笛吹き男が、似たような人を連れていってしまうのです。

1997年のアルバニアねずみ講事件

1997年、アルバニアの多くの国民を巻きこんだねずみ講が破綻しました。この事件の詳細については、http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~thj0483/ishikof1/99/Kumasaka98.html アルバニアの悲劇 ーねずみ講事件の背景ー  熊坂静香さんの論文 (C)1998 が詳しいので、こちらを参照願います。日本ではあまり大きく報道されなかったと記憶しています。社会主義国だったアルバニアで起こった事件は対岸の火事でしょうか? 日本にも似たような巨大なねずみ講がありませんか? 少子高齢化が進み、1人の高齢者を支える現役世代の負担は増える一方です。現役世代から集めたお金を高齢者に配分してしまう現在の仕組みでは、若い世代の人数と給料が減っている中で、維持できません。終戦後みたいに、約束したお金は受け取れても、インフレでラーメン一杯食べたらおしまいということになって、年金暮らしをしていた人も、食うために働からないといけない日も、そう遠い日ことではないと思います。エネルギーや食料、環境と同様に、持続できる仕組みに作り替えないといけません。

橘みゆき 拝

【参考リンク】

アルバニアの悲劇 ーねずみ講事件の背景ー  熊坂静香さんの論文 (C)1998

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