アジア通貨危機から10年

アジア通貨危機がキーワード検索でトップ

6月の検索文字列のキーワードは「アジア通貨危機」が1位でした。ちょうどアジア通貨危機から10年経過したこともあり、TVや新聞、雑誌等でアジア通貨危機について特集され、注目されたのでしょう。そういうこともあり、2月に書いた「アジア通貨危機」のコラムを読んでいただいた方が多かったそうです。コラムを書いた直後だけでなく、思い出した時に読んでいただけるのは、たいへんうれしく思います。

アジア通貨危機に関連したコラム

2007年2月から3月にかけて、「メキシコ通貨危機」「アジア通貨危機」「南朝鮮にIMF緊急融資(アジア通貨危機2)」「ロシアのハイパーインフレ」のコラムを書きました。50年以上前の話では、「第一次大戦後のドイツは2度経済破綻した」と、「新円切替」のコラムもあります。これらを見ると、自国の通貨が暴落すると、社会が混乱し、治安が悪化すること、大多数の国民が大きな被害を受け、復活するのに多くの時間がかかります。歴史のページをめくっていくと、同じような悲劇がいたるところで発生しています。様々な要因がありますから全く同じパターンが繰り返されるわけではありませんが、バブルの発生と崩壊は、チューリップバブルから2000年のITバブル崩壊まで繰り返されてきています。歴史に翻弄された人々から教訓を見出し、今後の展開を予測し、対応策を考え、実行する(最後の実行することができない人が多いのも歴史からの教訓の1つです)。現在の米国住宅バブル、支那のバブル、ロシアや中東の資源バブルがいつ崩壊してもおかしくない状況です。そのために10年前に発生したアジア通貨危機について、学ぶことは大変有意義なことだと思います。日本から大量のマネーが世界中に供給されることで、バブルが世界中で作られています。低金利の日本からマネーを借りて、高金利の国で運用するキャリートレードの流れが世界中のバブルを支えています。日銀が金利を上げたり、日本の大都市で地震が発生し復興需要により、大量のマネーを日本に還流させないといけない事情となったとき、バブルは崩壊します。世界同時バブル崩壊という名前がつくかもしれません。バブル崩壊に関しては日本は世界に先駆けて苦しんでいますから、バブル崩壊を乗り越えるためのノウハウも日本が一番持っていることになります。バブル崩壊が世界中に広まった時、日本が一番最初に21世紀型の社会に生まれ変わり、世界中の国から先行事例として評価される。。。といいのですが、日本のようにはならないようにしようという可能性が高そうです。

橘みゆき 拝


【関連するコラム】
「第一次大戦後のドイツは2度経済破綻した」 橘みゆき:2007/01/30

「新円切替」 橘みゆき:2007/02/13

「1994年のメキシコ通貨危機」 橘みゆき:2007/02/06

「アジア通貨危機」 橘みゆき:2007/02/20

「南朝鮮にIMF緊急融資(アジア通貨危機2)」 橘みゆき:2007/02/28

「ロシアのハイパーインフレ」 橘みゆき:2007/03/07

「ロシアの人口減少」 西田知代: 2006/10/30

「笛吹き男に騙された人々(アルバニアのねずみ講事件)」 橘みゆき:2007/06/28