2004年12月26日08時頃(日本時間10時頃)、インドネシアのスマトラ島北部でM9の強い地震が発生し、大津波による死者も含めると10万人以上の人が犠牲となりました。この津波は私たちに以下のことを教えてくれました。
(1) 自然の力はスケールが大きく、人間が制御できるものではないと再認識させた。
(2) タイのプーケットに来ていた観光客によって映像が沢山記録された。津波の研究が大きく進むことが期待される。
(3) 津波の被害がインド洋全体に広がり、オーストラリアやインドネシアからアフリカまで一体感を与えた。
(4) 災害の復旧する際、インドネシアのアチェ州やスリランカ東部沿岸など戦争をしている地域では、大幅に遅れた。スリランカに至っては地雷がどこに動いたのかわからなくなってしまった。人間の愚かさを象徴するいい例です。
(5) アフガンやイラクに物資を補給していた米国海軍が援助することになり、災害援助という「世のため人のため」になる仕事ができた。誰でも人殺しをするより感謝されたり役に立つ仕事をするほうがやる気が出ます。
大津波はタイのリゾート地、プーケットにクリスマス休暇で来ていた人達を大勢巻き込みました。北の寒い国から南の楽園に来て、天国から地獄に一直線に落とされました。日本人の場合は大きな自然災害があっても、またやり直せばいいや程度で済みます。ヨーロッパ人のように、人間の力で自然を支配してきた価値観を持った人だと、天罰が下ったとか、この世の終わりだとか、自分たちの力ではもはや解決不能であると考え、力が抜けてしまうようです。(TV映像をみると、そのように見えます)西洋の考えが行き詰まり、東洋の考えに切り替わった転換点だったのかもしれません。
「人類よ傲慢にならずに、自然と共に謙虚に生きよ」こういう考えが地球全体に広がっていけば、21世紀に人類が滅びることが避けられるでしょう。
橘みゆき 拝
