みなさん、おはようございます。毎日を楽しくお過ごしでしょうか?歳を取ると時間の流れが早く感じるということを多くの方から聞きます。何の変化もなく、日常と同じように朝が来て昼になり夜が来る。毎日が同じことの繰り返し。。。そういうことをしていると、何かに感激したり、驚いたり、冷や汗をかいたりすることは少ないでしょう。平穏無事といえば聞こえがいいのですが、波乱万丈の人生が好きな人から見ると、物足りない生き方といえましょう。このコラムでは、世の中の出来事をみて、あれ?と感じたことや、見過ごしてしまいそうなお話に焦点をあて、アンテナを伸ばし、ない知恵を絞って将来を予測したり、迷ったときの参考になるようなお話をしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
第1回目というわけで、「昭和は遠くなりにけり」というお話です。
1989年1月、昭和天皇が崩御され、平成の時代がスタートしました。主要なTV局では昭和時代を振り返る特別番組を放送していました。いまだに私は覚えているのですが、ある国の海外メディアが昭和天皇の死をニュースで伝えた後、解説者がこの一言で締めくくっていました。「日本の元首、天皇ヒロヒトが亡くなったことで、第二次世界大戦は本当の意味で歴史となったのです」
1945年8月の玉音放送で昭和天皇は国民にこう呼びかけました。「わが国は戦争に負けたのだから、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、世の中の平和のために貢献しろ。今後は総力を結集して、世界に遅れをとることのないようにしろ。」その後、1985年までの40年間は、エコノミックアニマルと言われようが、経済発展に全力を注ぎ、世界第二位の経済大国となりました。現在の支那のように高度経済成長が続き、国民は豊かになりました。昭和時代の常識といわれているものや、年配の方が昭和を懐かしむときだいたい高度成長期の前後を思い出し、年々給料も地位も上がり、会社の規模も大きくなった幸福な時代といってよいでしょう。当時のCMで「大きいことはいいことだ」と言っているものもありました。今年、映画でALWAYSが流行りましたが、昭和30年代を振り返り、あの時代はよかったとノスタルジーにふけった方も大勢いるでしょう。※公害問題がひどかったという指摘はこの際無視します。
経済で大成功した日本ですが、アメリカに追いつき、追い越せという目標を達成したかに見えました。そこから先、ではこれから何を目標にすればよいのか?そこで大失敗してしまったということができるのは今だから言えることです。1985年から90年にかけて、株と不動産のバブルが起こり、バブル時代があり、その後崩壊、95年には銀行が破綻しはじめました。経済は縮小し、2005年までデフレ経済は日本を覆うことになりました。駆け足で戦後60年をみるとこんな話になります。ちょうど、昭和が終わった89年は、日本経済にとってターニングポイントのあたりに位置します。1989年はベルリンの壁が崩壊した年でもあり、冷戦構造が崩壊し、世界の枠組みが大きく変わりました。その後、月日が経過して、平成生まれのアイドルもTVに出てきてますし、社会人として働いている人もいます。戦前の社会情勢を見て、当時の新聞が「明治は遠くなりにけり」と書いていましたが、今は「昭和は遠くなりにけり」そんな時ではないでしょうか。
2006年は平成18年にあたります。1990年にバブルが崩壊したとして、15年以上の時間が経過しました。リストラや成果主義が広まるにつれ、勝ち組みとか負け組みという言葉も定着しつつあります。日本経済に蓄積がたっぷりあったから、経済が破綻せずに済みました。ロシアやアルゼンチンの経済破綻をみると、経済弱者にしわ寄せがいき、生きるのが精一杯で、飢え死したり、生きるために犯罪を犯したりします。ある人は本能のまま行動し、獣のようになるし、別の人はギリギリのところで理性を働かせて人としてのプライドを保つかもしれません。そこの差は一体何か?普段考えないことを考えてみてはいかがでしょう。頼りになるのは、何でしょうか?手に職?家族?親戚?友人?それとも・・・。
